正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第153回〜

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタのFFミドルセダン・新型カムリを紹介したい。

先月発売された北米向けモデルに続いて、国内市場に投入される新型は全車ハイブリッドモデルとなり、セダン市場が縮小化する国内においてカムリの存在感を示すことを目指した。

搭載されるハイブリッドシステムは、160馬力(118kW)・213Nm(27.5kgm)を発生する2.5リッターエンジンと、143馬力(105kW)・270Nm(27.5kgm)のモーターの組み合わせとなる。システム全体の出力は205馬力(151kW)、燃費は10・15モードでリッター26.5km、JC08モードでリッター23.4kmと、3リットルクラスのパワーと低燃費を両立させた。

カムリは、北米ではミディアムセダンセグメントにおけるベストセラーモデルとしても知られる。国内導入に関して、カムリのチーフエンジニア岡根幸宏氏は「国内では、セダン市場の縮小化によりカムリの存在感を示せていない。デザイン、性能、クオリティ、すべてを刷新することで、“今までとは全く違うカムリを創造する”ことを目指した」と述べている。

…海外市場ではヴィッツ*1やカローラなどと共に販売台数を多く稼ぐ「世界戦略車」の一角を担うも、国内市場ではセダン市場が縮小化していることから、いまひとつ販売台数が伸び悩む状況が続いていた。そんな中でプリウスやSAIに続くハイブリッド専用車となったことが、新たな活路を見出すターニングポイントとなるかが鍵となる。

*1:現地名・ヤリス