正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第236回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタダイハツの新型ハイトワゴン・ルーミー/タンク/トールを紹介したい。

 

これまでのラクティスとbBを統合するカタチで発売されたルーミー/タンク/トールは、小型車のスペースモデルに、ダイハツが軽ハイトワゴンのタントで培ったノウハウを投入し、開発された。

 

広々とした空間「Living」と余裕の走り「Driving」を掛け合わせた「1LD-CAR」をコンセプトとし、子育てファミリーをはじめとする幅広いユーザーにフィットする新タイプのトール2BOXとなっていて、同車の小型ハッチバック・パッソ/ブーンと同じくダイハツで生産される。

 

最小回転半径が4.6mと取り回しの良いコンパクトなサイズを維持しつつ、前後乗員間距離は最大1105mm確保することで、広々とした後席周りを実現。また、乗り降りしやすい両側パワースライドドア*1を採用している。

 

また、様々なシーンに対応するシート機構を採用し、フロントシートのウォークスルーにより、前後席間をスムーズに移動できるほか、リヤシートを最前方までスライドさせれば、5人乗車で荷室に機内持ち込み用スーツケース4個を載せることができる。リヤシートは、前に倒すと荷室の床がフラットになるダイブイン機構を採用。1500mm超の荷室長で長尺物も積載可能としている。

 

パワートレーンは、1KR-FE型直列3気筒1リッター・NAエンジンに加えて最高出力98psと1.5リッタークラス相当の最大トルク140N・mを発揮する新開発の直列3気筒1リッター・ターボエンジンとCVTの組み合わせ。高速走行でもストレスを感じさせない加速性能とリッター24.6km(JC08モード・2WD)の低燃費を実現。アクセル操作に対し優れたレスポンスをもたらすスポーツモードも設定する。

 

安全面では、衝突回避支援システム「スマートアシストII」を搭載。「衝突警報機能(対車両・対歩行者)」、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両)」、「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」、「車線逸脱警報機能」、「先行車発進お知らせ機能」の5つの機能でドライバーをサポートする。

 

エクステリアは、ルーミーが厚みのあるヘッドランプと面を強調したグリルで重厚感のある力強さを表現したのに対し、タンク/トールは切れ長のヘッドランプと大開口アンダーグリルの組み合わせにより躍動感を強調。さらにルーミーとタンク/トールそれぞれに、メッキ加飾や専用バンパーを施したカスタムグレードを設定、あわせて4つのフェイスデザインを採用した。

 

…スズキ・ソリオが開拓したといえる1リッタークラスの小型ハイトワゴンのカテゴリーに、トヨタダイハツ連合がソリオの牙城を崩すべく投入したルーミー/タンク/トール。スバルからも第4の兄弟モデルとなるジャスティの発売も控えているだけに、どれだけのシェアを取り込めるのだろう。

*1:一部グレードは助手席側のみ