正臣のガレーヂ日記

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三菱自、軽自動車の燃費性能で不正行為

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今回明らかになった燃費試験での不正が見つかったのが、主力量販車種となる軽自動車の「eKワゴン」と「eKスペース」、日産向けに供給している「デイズ」と「デイズルークス」の4車種・62.5万台が対象となり、同車の生産・販売を停止するとのこと。

 

三菱自によると、「eKワゴン」など4車種の型式認証取得において、国土交通省へ提出した燃費試験データについて、燃費数値を実際よりも良く見せるため、不正な操作が行われていたことが判明したとのことで、国内法規で定められたものと異なる試験方法がとられていたことも明らかになったという。

 

三菱自での不祥事というと、'00年代前半に同社製トラックのハブの強度不足が起因となったタイヤ脱落事故から発覚したリコール隠ぺい事件が大きく取り上げられたけど、今回の燃費性能を巡る不正の発覚に、先のリコール隠ぺい事件での教訓が活かされていなかったのではないかという声も挙がっている。

 

また、不正が見つかったのが主力量販車種だったということから、三菱自の受けるダメージは決して小さくはなく、もしこの問題がより大きな事態に発展するようであれば、会社の存亡にも関わる致命傷にさえもなりかねない。

 

…近年の自動車業界でもフォルクスワーゲンの排気ガス規制数値の改ざんや、部品メーカー・タカタ製エアバッグの大量リコール問題などの不祥事が大きく取り上げられたけど、三菱自には今回の不正問題に至った全容の早急な解明と、顧客からの信頼の回復に努めて欲しい。