正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

広島・原爆投下から61年

61年前(昭和20年)の今日午前8時15分、広島県広島市の上空から1発の原子爆弾がアメリカ軍の爆撃機・ボーイングB29から投下された。

この1発の「核兵器」という大量破壊・殺戮兵器により広島の町は原爆から発した閃光ときのこ雲と共に一瞬にして焦土と化し、戦争とは直接無関係な多くの広島市民が犠牲となった。…もちろんその犠牲者の中には広島在住の在日朝鮮人や中国人、捕虜として広島近郊の収容所に収容されていたアメリカ軍兵士も含まれている。

…広島での投下から3日後には長崎にも広島で投下されたものとは別の型の原爆が投下され、多くの人々が犠牲となった。

2発の核兵器による被爆を受けてから61年を経た現在、日本はある意味重大な岐路に立っている。…というのも、中東情勢の緊迫化や北朝鮮のミサイル発射など世界情勢は混迷な道に入りつつある。そんな中で自国防衛のために北朝鮮のミサイル基地を先制攻撃してしまおうなどという飛躍した論議が挙がったけど、憲法改定論議が進まないうちからこのような発言が出ることは、不戦を誓った「憲法9条」の存在意義を根底から否定することになる。

そんな時代だからこそ、二度と過ちを繰り返させないことを過去の先人から学び、将来を担う次の世代に平和の尊さを教えなくてはならない。