正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第260回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの新型軽ワンボックスバン・N-VANを紹介したい。

 

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今年2月に生産を終了したアクティバンの後継モデルとなるN-VANは、平成23年の初代N-BOXより投入された新世代軽自動車「N」シリーズでは初めてとなる商業車で、アクティバンのモデルチェンジされた平成11年以来19年ぶりの新型車となる。

 

事前の商品情報では「はたらき方を変える“ダブルビッグ大開口”が、画期的な使いやすさを実現」としており、独自構造をアピールする構えだ。ダブルとはバックドアを上にはね上げた時のテールゲート部と、助手席側のボディーサイド部を示す。特に、助手席側は軽バンでは業界初となるセンターピラーのない構造とし、ここから大きな荷物の積み下ろしが楽にできるようにしている。

 

テールゲートの開口部は高さ1300mm・幅1230mm、また助手席側のボディーサイドの開口部は高さ1230mm・幅1580mmを確保している。室内の最大長は2635mmに及ぶ。荷室フロアは、助手席を前に倒した部分まで全てフラットになる構造とした。最大積載量は350kgで、スペースとしては大瓶20本が入るビールケース40個が収容できるという。

 

バリエーションは基本的なモデルである「G」と「L」のほか、スタイリッシュなデザインでカラーバリエーションも各7タイプと多い「+STYLE FUN」(プラススタイル ファン)と「+STYLE COOL」(プラススタイル クール)も設定した。仕事とレジャーの両方で使うというニーズも想定している。

 

全てのタイプに4輪駆動が設定され、「+STYLE」シリーズにはターボ車の設定もある。変速機はCVTと6速のMTを選択できる*1。また、毎日使われるクルマとして安全性能も重視し、安全運転支援技術のパッケージである「ホンダセンシング」を全タイプ標準装備としているのも特徴だ*2。ただし、費用面から各グレードとも非装備車も選択できるようにしている。

 

…生産・発売期間が19年のロングライフモデルだったアクティバンの後を受けて発売されるN-VAN。助手席側をセンターピラーレス構造とすることによる開口部や荷室の広さは、エブリィやハイゼットといった競合車種に対して大きなアドバンテージとなりそう。今後は乗用車登録のバモスの後継モデルとなる派生モデルの追加も気になるところだけど、まずは今夏の正式発売でどんな反応が出るかに注目したい。

*1:ターボ車はCVTのみ

*2:MT車では一部機能が搭載されない