イギリスで放送されたアメリカ製のスポーツカー、シボレー・コルベットのコマーシャルについて「内容が過激すぎる」として放送が中止されたという。
映画「スナッチ」などで知られるガイ・リッチー監督が手掛けたそのCMはコルベットの運転席に乗った少年がアクロバティックに運転する姿を空想するうちに、最後には車ごと空を飛ぶというもの。…「このCMを見て小さな子供が親の車を運転しかねない」と、製造メーカーのゼネラルモーターズ(GM)に苦情が相次いだことから今回の一件につながったようだ。
GM系の自動車メーカーのCMで話題を呼んだ作品といえば、日本のいすゞ自動車が昭和60年から平成2年まで放送されたジェミニのCMが真っ先に思い浮かぶ。…映画「007」シリーズや「TAXi」などのカースタントを手掛けたフランスのスタントマン、ミシェル・ジュリアン氏の率いるスタントチームによるアクロバティックな走行シーンが大きな話題を呼んだけど、このCMも現在の放送倫理基準では「この走行シーンはCM上の演出です。交通ルールを守り…」というテロップが入るのだろうな…。