正臣のガレーヂ日記

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中国で段ボール入りの肉まん!?

中国中央テレビ(CCTV)は12日までに、北京市内で営業している一部の露店で段ボールとひき肉を混ぜて具にした肉まんが違法に販売されていたと報じた。…販売業者は取材に対し、「段ボールとひき肉の割合は6:4で、材料単価を抑えるため」と証言した。

今回の報道を受け、北京市当局は段ボールを具に使った「偽装肉まん」は非常に悪質なケースだとして、加工拠点に対しての取締りを進めているとのこと。

その問題の肉まんは、使用済みの段ボールを劇物のカセイソーダに浸し黒くした上で、細かく刻みひき肉と混ぜて10分間煮込んで作られ、一見すると本物と見分けがつかないという。

日本ではひき肉の偽装事件が発覚し大きな社会問題となったけど、中国でも高度な経済発展の一方で食品や医薬品などの安全性への問題が表面化している。…これには中国政府の食品の安全を管理する中国国家品質監督検査検疫総局が、食品の安全性に問題のある食品メーカーなど41社に対し海外への輸出禁止などの措置をとった。この中には日本向けのうなぎ蒲焼やホタテの串焼きなどを生産していたメーカー11社も含まれている。

政府による食の安全の啓発や改善が進む一方で、中身が水道水という飲料水や「下水溝油」と呼ばれる粗悪な油で作られたインスタント麺、抗生物質の残留した牛乳などといった粗悪品が未だに国内で出回っていることからも、今回の一件がまだ「氷山の一角」に過ぎないことも明らかな事実と言える。