トヨタ自動車は、側面からの衝突事故による乗員への衝撃を緩和するサイド/カーテンシールドエアバッグを今月発売予定の新型車から順次全車標準装備化すると発表した。
同社のサイドエアバッグは平成8年のセルシオから、カーテンエアバッグについても平成10年のプログレに初採用されて以来、順次各車種に設定を拡大してきた。…これまでは注文装備とし合計6〜8万円程だったが、標準装備後の車輌価格については「コストパフォーマンスを極めて良いものにしたい」と、ほぼ値上げすることは無いという見通しを示している。
アメリカでの調査では、両エアバッグを装備した場合の側面衝突時の死者が37%減少するとしている。また、欧米の主要メーカーではいち早く標準装備化するケースも増えているとのことで、今回トヨタがサイドエアバッグの全車標準装備化を発表したことにより、国内メーカー各社でも順次標準装備化に向けて動き出すのではないか。
