正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

パリ・ダカ、30年目にして初の競技中止

世界一過酷なモータースポーツとして知られるパリ・ダカールラリーが開幕前日の4日、走行区間のアフリカ北西部・モーリタニアの治安悪化を理由に競技の中止が決まり、大会主催者がスタート地点のポルトガル・リスボンで発表した。…競技の中止は30回目にして初めてだという。

今年で30回目を迎えるはずだった今回は5日にリスボンを出発し、ポルトガル、スペイン、モロッコ、モーリタニアなどを経由してセネガルの首都・ダカールに到着する20日まで催される予定だった。

…今回の競技中止の要因となったのは、去年12月末にモーリタニアでフランス人の家族4人が殺害される事件が発生したことからだ。この事件は武装テロ組織による犯行とも見られていて、フランス政府は3日、開催に懸念を示していた。これを受け大会主催者は4日、「選手やスタッフの安全を最優先するには中止するしかなかった」とコメントした。

やはり選手の身の安全には換えられないとはいえ、国際的なスポーツも政情不安定には敵わないというのでは、非常に残念でならない。