正臣のガレーヂ日記

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韓国の国宝第1号・崇礼門が全焼

10日夜、韓国の国宝第1号に指定されている崇礼門(南大門・ナンデムン)が放火と見られる火災により全焼・崩壊した。消防当局は5時間以上にも及ぶ消火活動にもかかわらず崩壊を防ぐことが出来ず、また放火犯に対する警察の捜査も難航している。

ソウル市中区南大門路4街に位置する崇礼門から火災が発生したのが10日午後8時50分頃で、現場を目撃したタクシー運転手は「50代前後と見られる男性がショッピングバッグを持って横の階段から上がっていった。真っ赤な炎が広がったので通報した」と話した。

今回の崇礼門の火災による崩壊は、名実共に韓国を代表する文化財である「国宝第1号」を失ったという点で、財産被害額では図れない有形・無形の甚大な被害を残した。

延べ面積177平方メートル・2階建て建築物の崇礼門は、都の城門として李氏高麗王朝時代の1398年に立てられた後、幾度の戦乱にも関わらず600年以上にわたって威厳を保ってきた。都城8門の内最も重要な正門で、ソウルに残っている最古の木造建築という点でも歴史・文化的価値が非常に高い。…それだけに、今回の火災は韓国国内のみならず世界的にも大きな衝撃が走ったといっても過言ではない。