沖縄警察署は11日、女子中学生を乗用車内で乱暴したとして、沖縄県北中城村の在沖縄アメリカ海兵隊キャンプ・コートニー所属の2曹を婦女暴行の容疑で逮捕した。
調べによると2曹は10日午後10時30分頃、北谷町の路上に停めた自分の乗用車内で、中学3年生の女子生徒を乱暴した疑い。2曹は容疑を否定している。
女子生徒は10日午後8時30分頃、友人2人と沖縄市内を歩いているところをオートバイに乗った2曹に日本語で「家まで送ってあげる」と声をかけられ、女子生徒だけが後に乗ったという。2曹は女子生徒を自宅に送らず、自宅に連れ込んで関係を迫ったが断られたため、「車で送ってあげる」と乗用車に乗せ、北谷町内で停車して乱暴したという。
女子生徒は乗用車を下りた後、友人に相談。友人が警察に通報した。沖縄署員が現場付近を捜査中、通報内容によく似た風貌の2曹を発見。任意同行に事情を聴いていた。
…沖縄に駐留するアメリカ軍兵士の関連した事件は昭和47年の日本返還以降も後を絶たず、平成7年に3人の海兵隊員が当時小学6年生の女子児童を乱暴した事件は日米の外交問題に発展する事態となった。このような事件が再び繰り返されないためにも、日米地位協定の見直しも視野に入れた対応で臨んでほしいところだ。
