4日午前10時15分頃、山口県下関市の中国自動車道上り線・下関ジャンクション(JCT)付近で、追い越し車線を走行中の乗用車がスリップし、中央分離帯に衝突、約400メートルにわたり後続車両が次々と衝突する多重衝突事故があった。
県警高速隊などによると、乗っていた男女10人が同市内の病院に搬送されたが、いずれも軽傷という。
この事故には少なくとも24台が関係しており、そのうち、20台がフェラーリやメルセデス・ベンツなどの高級輸入スポーツカーで、うちベンツ1台は対向車線を走行していた。現場は上り坂の左カーブで、対向車線を走行していた佐賀県神埼市の自営業男性は「ものすごい音をたてて車が走っていった」と話していた。同隊で事故の原因などを調べている。
同10時45分から小月インター(IC)―下関JCT間の上り線が、通行止めになっている。
…これだけの多重衝突事故で犠牲者が出なかったのがせめてもの救いだったとはいえ、フェラーリなどの高級スポーツカーが20台以上も巻き込まれるとは、別の意味で事故の恐ろしさと凄まじさを痛感してしまった。
