正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第316回~

今回のニューモデル紹介日記は、スバルの中型スポーツセダン・新型WRX(北米向け仕様車)を紹介したい。

 

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2014年以来7年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、WRXとして初めてスバルグローバルプラットフォームを採用。6速マニュアルトランスミッション(6MT)に加え、新たなオートマチックトランスミッション(AT)「スバル パフォーマンス トランスミッション」を採用するなど、全域で進化した。

 

エンジンは最新の2.4リットル水平対向ターボエンジンで、最高出力は約275ps(271hp)、最大トルクは約350Nm(258lb-ft)を発揮。シンメトリカルAWDに、アクティブトルクベクタリングを備えた。スバル パフォーマンス トランスミッションは2速から3速へのシフトアップを最大で30%速く、逆にシフトダウンは50%速くおこなうことができるという。ブレーキング時に最適な回転数に合わせシフトダウンすることで、理想的なコーナー脱出が可能な制御を組み込んだ。

 

注目される外装は、「SUV風セダン」とも呼べそうなブラックのフェンダーガードを装着したワイドボディデザインが特徴となっており、ラリーでの活躍を視野に入れたであろう攻撃的なデザインとなっている。ヘッドライトやフロントマスクは最新の『レヴォーグ』などと共通で、シャープなイメージ。ボディサイドは盛り上がったフェンダー、エッジの立ったキャラクターラインが力強さを与えている。またテールライトは火山のマグマを彷彿とさせるものとなった。

 

新たに高級グレード「GT」を設定。電子制御ダンパーを備え、新たなドライブモードセレクトを搭載。ステアリングフィール、ダンパー設定、SI-ドライブ設定など最大430もの異なるカスタマイズオプションに対応する。黒のウルトラスエードを採用したレカロシートはGT専用だ。またマットグレー仕上げの専用18インチアルミ合金ホイールに245/40R18タイヤを組み合わせる。

 

最新プラットフォームを採用したことで安全装備も最新のものにアップデートされた。AT車にはアイサイトを装備。視野角の拡大やソフトウェアの改善により、より広範囲での予防安全、事故軽減に貢献する。車線逸脱防止機能はよりスムーズで自然な支援を可能とした。またWRXとして初めてレーンセンタリングを備えた高度なアダプティブクルーズコントロール(ACC)を搭載。このほかにも衝突回避ステアリングなど、スポーツモデルでありながら安全装備を充実させているのにも注目だ。

 

…7年ぶりのモデルチェンジで基本設計からリニューアルされた新型WRX。今回発表された新型は主要な市場となる北米向け仕様車とのことだけど、おそらく国内向け仕様での「S4」に準拠した仕様と見られる。現段階では日本への導入時期や仕様の詳細に関しては不明ではあるが、走行性能を更に高めた高性能モデル「STI」の投入を含めて更なる情報に期待する熱心なマニアも少なくはないはず。