正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

新型軽量コンパクトカーを2台試乗した

一昨日の友人との電話で、「車重の軽さは正義」という話題が持ち上がった。…さくらさんによると「車重が軽いと足回りへの負担も軽くなり、低燃費にも繋がる」というらしい。

近年の小型ハッチバック(1リッター〜1.5リッター)の平均車重が1t前後*1という中で、同クラスで主な車重1t以下の車を挙げてみると…

・ミラージュ(A05A):870kg
・パッソ/ブーン(KGC30):910kg
・マーチ(K13):940kg
フォルクスワーゲン・up!:920kg

…といった車種が挙がった。

…そこで、「軽さは正義」の真相を確かめるべく、話題の中から挙がった車を試乗してきた。

まず試乗したのは、A05A型ミラージュ。…完全新開発のプラットフォームを用いたミラージュの車重は、1リッタークラスでは最軽量レベルといえる870kgで、燃費はリッター27.0km(JC08モード)。普通車ながら同社の軽自動車・ekワゴン(830kg)とほぼ同じ車重で、マーチと比較して70kgも軽いという。

実際に運転してみると、アイドリングストップ状態からエンジンが再始動する時のスターター音が気になったけど、それ以外に不満となる部分は無く、小型車に必要とされる取り回しも良好だった。

続いて試乗したのが、輸入車代表のフォルクスワーゲンup!。…VWの新たなエントリーモデルとなるup!の車重はパッソ/ブーンとほぼ同じ920kgで、燃費はアイドリングストップ無しでもリッター23.1km(JC08モード)。4ドアなのにヒンジ開閉式のリヤサイドガラスや、鉄板の露出したドアの内張りには驚かされた。ここまで潔いと、1クラス上のポロがより上級なパサートにさえ見えるほどだ。

実際に運転してみると、MTベースの5速ASGミッションは通常のATの感覚だと少々戸惑ってしまう。しかし足回りの頼もしさや国産同クラスの上を行く安全性、そして運転の楽しみを感じさせる演出の巧さは、やはりヨーロッパ車といったところか。

…いずれの2台も平均値以上の高い燃費性能を有していることを考えると、車重の軽さが少なからず関係していることを改めて実感した。

*1:新型ノート(E12)は1.09t