初代モデルの誕生から57年・13世代の長い歴史を持つスカイライン。今年2月に発売された現行のV37型に、歴代スカイラインではR32型以来の4気筒エンジン搭載車となる2リッター・ターボ車の「200GTt」が追加設定された。
今回追加された200GTtは、メルセデス・ベンツのCクラスにも搭載されている直4・2リッターの直噴ターボを搭載し、最高出力は211馬力、燃費はJC08モードでリッター13.8kmを実現。直4・2リッターながら従来モデルのV6・2.5リッター車と同水準の性能を有しているという。
とはいえ「スカG」の起源とされるS54型以来、6気筒車のみに許された「GT」のグレード名が、4気筒車に付けられることには流石に違和感は拭えないだけに、できれば個人的にはC210型〜R30型に設定された4気筒車のグレードに因んで、「200TIt」としても良かったのではないかと思えてならない。
…そんな200GTtが「2リッター・ターボがV37の本命ではないか」という声にも見合う内容の車かは、実車を間近で見て確かめる価値は十分にあるように思う。