正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「eKショック」に思うこと

今月20日に判明した、三菱自動車工業による軽自動車「eKワゴン」など4車種*1の燃費数値の不正問題について、僕なりに書き進めていきたい。

 

三菱自が'00年代前半のリコール隠ぺい事件での経営危機から立ち直りつつあった矢先で、今回の燃費数値の不正が見つかったことは、非常に残念でならないし、もしリコール隠ぺい事件での教訓が活かされていなかったとしたら、会社の存亡にさえもか関わる重大な問題に発展する可能性さえ考えられる。

 

もちろん不正行為を行ったとされる三菱自の責任はとても重大ではあるけど、合弁パートナーとしてeKワゴンの開発に携わった日産も、自社での製品評価を行った際の燃費数値と三菱自が提出した燃費数値との誤差が生じていたことに気付いたとはいえ、三菱自との合弁による共同開発での結果を急ぐあまり、製品評価の際に不正を見抜けなかったという点では、やはり日産にも落ち度があるといえるだろう。

 

三菱自と日産の両社にとってeKワゴン/デイズは、国内における激戦区といえる軽自動車市場において、満を持して投入した主力量販車種といえるだけに、両社にはユーザーへの誠意ある対応をもって、信頼の回復に努めてほしい。…そして、深紅のダイヤが再び輝きを取り戻すことを願って…。

*1:eKスペース、日産向けOEMのデイズ、デイズルークス