正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

金沢クラシックカーミーティング2022

今日は小松市の日本自動車博物館で開催された「第19回金沢クラシックカーミーティング」に行ってきた。

 

朝9時過ぎに自宅を出発し、国道8号線・小松バイパスを加賀方面に南下して会場の日本自動車博物館には9時40分頃に到着した。…ここ数年は鈴鹿8時間耐久観戦やコロナ禍による中止も重なって、このイベントに訪れるのは実に5年ぶりとなった。

 

一昨年~昨年がコロナ禍によって中止となって以来3年ぶりの開催となった今回は、鋭い日差しと茹だる暑さにも負けずに県内外から140台の旧車が集まった。…会場内に展示された参加車輌の鑑賞~物販コーナーでの掘り出し物を探したりと会場内を散策してから、涼を求めて博物館内の展示車輌を鑑賞してきたけど、久々に館内を回ってみると展示車輌のラインナップにもちょっとした変化が見られたのが興味深かった。

 

…余りの暑さや天候の変化を警戒してか、イベントの閉会時間が早めに切り上げられることから午後1時過ぎに会場を離れ、国道8号線を北上して市内の蓮代寺町にある「道の駅こまつ木場潟」に立ち寄って、

昼食にかき天小松うどん+蛍米おにぎり(昆布入り)を食べてきた。その後、小松市内や金沢・野々市のリサイクルショップや模型店などを回って、自宅には夕方5時40分過ぎに帰着した。

 

…ここで、参加車輌の中から注目した車を紹介したい。

 

まず紹介するのは、S12A型デボネアV・3.0ロイヤルです。…昭和39年発売の初代モデルから22年ぶりにモデルチェンジされたことで大きな話題を呼んだ三菱のフラッグシップセダンで、ドイツ・AMG社によりカスタマイズの図られたグレードも設定されました。

 

続いて紹介するのは、今年で発売から60年を迎えるS41D型グロリア・2.0スーパー6です。…周囲を囲むように取り付けられたサイドモールから「鉢巻」のニックネームでも知られ、同車に搭載された日本初となる直6・2リッターOHCのG7型エンジンは、のちにS54型スカイライン2.0GTにも搭載されました。

 

続いて紹介するのは、PA30型フローリアン・1.8TSです。…117クーペとプラットフォームを共用する上品さを備えた「羊派」の上級中型セダンで、その中でも1.8TSはSUツインキャブ仕様の直4・1.8リッターのG180型エンジンを搭載したスポーティーグレードでした。

 

続いて紹介するのは、今年で発売から50年を迎えるGC110型スカイライン・2.0GT-Xです。…SUツインキャブ仕様の直6・2リッターOHCのL20型を搭載した上級グレードで、当時のCMキャッチコピーにちなんだ「ケンメリ」のニックネームで高い人気を博しました。

 

続いて紹介するのは、此方も今年で発売から50年を迎えるSB1型シビック・1.2RSです。…後に希薄燃焼方式の「CVCC」エンジンでいち早く排気ガス規制をクリアしたホンダの記念碑的な小型車で、CVツインキャブ仕様のRSはツアラー要素を兼ね備えたスポーティーグレードでした。

 

今回のトリを飾るのは、此方も今年で発売から50年を迎えるVA型ライフステップバン・スーパーデラックスです。…ヘッドスペースを高めにとったセミキャブオーバーのボディータイプは、現在のN-BOXN-VANの起源となったエポックメイキングな車でした。

「あの車、どう?」~第334回~

今回のニューモデル紹介日記は、日産の主力上級中型クロスオーバーSUV・新型エクストレイルを紹介したい。

 

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平成25年以来9年ぶりのモデルチェンジを受けた今度の新型は、初代モデルからのDNAである「タフギア」を継承しつつ、新たに「上質さ」を加え、進化した第2世代「e-POWER」、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」(4WDモデル)を搭載。日常生活からこだわりのアウトドア体験まで、幅広いシーンで楽しめる、まったく新しいSUVへと生まれ変わった。

 

エクストレイル新型はプラットフォームを「CMF-C/D」へと一新。ボディサイズは全長4660mm(先代比-30mm)×全幅1840mm(同+20mm)×全高1720mm(同-20mm)、ホイールベースは先代と同じく2705mm。広い室内長はそのままに、全長をコンパクト化し、扱いやすくした。また、軽量化をしながらも車体を高剛性化。ロードノイズやエンジン音などの遮音を徹底することで、室内空間の高い静粛性を実現した。パワートレーンは、第2世代「e-POWER」と電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を組み合わせ、圧倒的な走りと快適性を実現する。

 

新開発のe-POWERはモーターとインバーターを刷新した前後2基の高出力モーターと発電を担う「VCターボエンジン」の組み合わせ。フロントモーターは『ノート』比1.2倍となる最高出力150kW/最大トルク330Nmを、リアモーターは同1.9倍となる最高出力100kW/最大トルク195Nmを発生する。1.5リットルVCターボエンジンは、日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン。e-POWER用にチューニングを施し、出力を大幅に向上させるとともにエンジン回転数を抑制。圧倒的な静粛性と力強い走りを実現している。環境性能にも優れ、2WD車は19.7km/リットル(WLTCモード)、4WD車が18.4km/リットルの低燃費を実現している。

 

e-4ORCEは日産の電動化技術と4WD制御技術、シャシー制御技術を統合した電動駆動4輪制御技術。路面と車両状況を瞬時に判断し、タイヤの摩擦力を最大限使い切れるように、前後2基の高出力モーター、左右のブレーキをきめ細かく制御することで、最小限のステアリング操作で思い通りのコーナリングができる。オフロードや雪道でも常に最適なトラクションを確保することで、タイヤのスリップやスタックを回避し、スムースな発進・走行を実現。市街地走行における減速時には、前後のモーターそれぞれで回生量を調整し、車体の挙動を安定させることで、乗員の頭の前後の揺れを軽減する。

 

ドライブモードはバランス重視の「オート」、加速性能に優れた「スポーツ」、低燃費走行をサポートする「エコ」に加え、4WD車には「スノー」「オフロード」を用意する。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-ペダルステップ」を採用。加減速を繰り返す市街地走行に加え、油圧ブレーキと回生ブレーキを最適制御することで、滑りやすい雪道や下り坂でも安心して運転できる。

 

エクステリアは、初代から受け継ぐタフな力強さに、余裕と上質さを感じられるエッセンスを加え、この2つの要素が調和した新しいSUVプロポーションに仕上げた。ヘッドランプは上段にポジションランプとターンランプを、下段にメインランプを配置し、上質感を演出する2階建ての構造を採用。リアコンビネーションランプのシグネチャーは視認性が高く、無垢のインナーレンズには日本の伝統的な切子パターンからインスピレーションを得た精密でキラキラと光り輝く加工が施され上質さを演出している。

 

インテリアでも、タフさと上質な心地よさを兼ね備えたデザインを目指した。コンソール部分を宙に浮かせたブリッジ構造のセンターコンソールには、ラージサイズのカップホルダーを用意。コンソール下にはティッシュボックスやひざ掛けなどが収納できる。またアームレストも兼ねるコンソールリッドは収納物が取り出しやすい観音開きを採用。さらに、ロールサンシェードをリアドアに採用し、直射日光を遮ることで室内の快適性を高めている。

 

ボディカラーは2トーン5種類、モノトーン7色の全12色。深紅のバラからインスピレーションを受けて鮮やかさと深み感を増した日本市場初となる「カーディナルレッド」、シャンパンのような上質でエレガントな色合いの「シェルブロンド」、タフで力強さの象徴となる「ステルスグレー」などをラインアップする。

 

インテリアのシート素材には、ブラックのファブリックに加え、日産が独自で開発を行ったしっとりとした肌触りと包まれる心地よさをもたらす次世代シート素材「TailorFit(テーラーフィット)」、タン色のナッパレザー、スキーやマリンスポーツなどのアウトドアアクティビティに役立つセルクロスを使用した防水シートの合計4種類を用意した。

 

運転支援装備では、全方向の安全を確保する「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用。さらに「SOSコール」や、対向車や先行車の有無に応じてハイビームの照射位置をコントロールする「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を追加し、さまざまなシーンで安心なドライブをサポートする。また、高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」には「ナビリンク機能」を追加。ナビゲーションと連動し、地図データをもとに、制限速度に応じて設定速度の切り替えや、カーブに応じた減速支援など、ドライバーの操作頻度を軽減する。さらに、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロットパーキング」を装備。縦列・並列駐車、車庫入れをサポートする。

 

メーターには、2種類の表示モードを選択できる12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを採用した。また、センターディスプレイに採用されている12.3インチのNissan Connectナビゲーションシステムは、自然な言葉で操作できるハイブリッド音声認識機能やAmazon Alexaを搭載。多彩なサービスでカーライフを快適にする。さらに10.8インチの大型ヘッドアップディスプレイを搭載し、運転中、必要な情報が目線の先に表示されることで、ドライバーは視線を移動することなく、必要な情報を把握できる。

 

ラゲッジスペースは、開口幅を広げることで、荷物の積み下ろしが容易となり、荷室長も拡大することでクラストップレベルの広さを実現。スーツケースなら104リットルサイズ2個に加え、63リットルサイズ1個を、ゴルフバッグなら9.5インチサイズを4個搭載できる。

 

また、エクストレイル専用にチューニングされた9スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムを搭載し、臨場感あふれる音場を提供。アウトドアや災害時等の非常用電源としても使える100VAC電源(1500W)も装備する。

 

…9年ぶりのモデルチェンジで第4世代へと進化した新型エクストレイル。昨秋に発売された三菱のアウトランダーとは、同じ「CMF-C/D」プラットフォームを共有する実質的な兄弟モデルではあるけど、アウトランダーが2.4リッターエンジン+モーターのPHEVに対してエクストレイルは発電用の1.5リッターVCターボ+走行用モーターのe-POWERというように、パワートレーンについてはハッキリとした住み分けが図られている。

 

国内向けの車種では初搭載となるVCターボは、走行動力用としては海外向けの車種にも搭載されているけど、e-POWERの発電用でのVCターボ搭載は世界初の試みといえる。そこにアリアに搭載されるe-4ORCEが組み合わされることにより、オフロードや雪道での走行性能についても従来の4WDとは一味違った走行性能を体感できるだろう。

 

…北米向け仕様となるローグの発売から2年を経て、ようやく国内向けも一新された新型エクストレイルだけど、VCターボ+e-POWER×e-4ORCEによる新世代の「タフギア」と呼ぶに見合うであろう次元を超えた走りは見どころがあるし、先日待望の4WD車が加わったキックスとともに、日産のSUVラインナップにより厚みが増したといえるのではないか。

「あの車、どう?」~第333回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの高級セダン・新型クラウンを紹介したい。

 

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平成30年以来4年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、新しいクラウンの開発にあたり「クラウンとは何か」を徹底的に見つめ直し、「これからの時代のクラウンらしさ」を追求。その結果、4つの全く新しいクラウンを作り出した。セダンとSUVを融合させた新スタイルの「クロスオーバー」に加えて、スポーティな走りを楽しめる「スポーツ」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUVエステート」をラインアップ。今後グローバルに約40の国・地域に順次展開していく。

 

クラウン(クロスオーバー)は、スタイリッシュなクーペライクシルエットと、力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせ新時代のフラッグシップの姿を表現。左右に一直線につながるヘッドランプ・テールランプや、面の抑揚で質感を表現したサイドビューなど、シンプルでありながら鋭さと雄大さを兼ね備えたデザインとした。また、従来のセダンにはない大径タイヤの採用、外側に張り出した足回り、ボディとタイヤの隙間のバランスなど、セダンでもSUVでもない、踏ん張り感のある力強いスタイルを生み出した。

 

インテリアでは、どの席からも直感的に操作ができるようディスプレイやスイッチ類を水平方向に集約した機能レイアウトと、インストルメントパネルからドアにかけての包み込まれるような造形を採用。ドライバーは運転に集中でき、同乗者には心地よく移動を楽しめる「全席特等席」を実現した。また、温味を感じられる金属加飾「WARM STEEL」や、心地よい握り心地を両立したシフトノブ、仕立ての良さと着座時の安心感にこだわったシートなどを装備。上質で豊かさを感じられる空間を演出している。

 

ボディカラーは新開発の「プレシャスブロンズ」や「プレシャスレイ」をはじめ、特徴的なバイトーンカラーのコーディネートで新しいクラウンの変革を表現。合計12通りのボディカラーと4種類の内装色の組み合わせで、幅広いバリエーションを用意する。

 

新型クラウンは個性の異なる2種類のパワートレーンを採用する。トヨタ初採用となるデュアルブーストハイブリッドシステムは、低回転から力強いトルクを生み出す2.4リットル直列4気筒ターボエンジンと、高い駆動力を発揮する最新の電動パワートレーン「eAxle」、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池の組み合わせ。アクセル操作にリニアに反応し、ダイレクトかつトルクフルで気持ちのいいドライビングフィールを提供する。

 

2.5リットルシリーズパラレルハイブリッドシステムは、クラウン(クロスオーバー)に最適化した高効率ハイブリッドシステムに、新開発バイポーラ型ニッケル水素電池を搭載。クラストップレベルの低燃費と高い静粛性を実現し、クラウンならではの上質で滑らかな走りをさらに進化させた。

 

新開発プラットフォームは、大径タイヤの採用により得られた従来のセダンより高いヒップポイントを活かし、乗り降りがしやすく、視界の良い着座位置を実現。頭の上や前後の空間もより広く確保し、居心地のいい室内空間を目指した。

 

足回りでは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤには新開発マルチリンク式のサスペンションを採用。クラウンらしいどっしりとした直進安定性と、しなやかな動き、目線のぶれないフラット感と振動の少ない質感の高い乗り心地を追求し、ずっと乗っていたくなる快適性を実現した。

 

安全性能では、先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。対応する事故形態を拡大し、より安心なドライブを支援する。

 

また、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」を搭載。渋滞時の安全運転を支援する「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」や様々な駐車シーンでスムースな入庫・出庫を自動で行いリモート操作も可能な「アドバンストパーク(リモート機能付)」など、安心・便利な先進機能を装備する。

 

…4年ぶりのモデルチェンジで第16世代となる新型クラウン。トヨタ独自の国産技術で作り上げた初の量産型乗用車として1955年に初代モデルが誕生した。その後67年に渡り歴代クラウンは多くのユーザーに愛用されてきたが、1989年の初代セルシオ*1の発売以降の多様化する顧客ニーズに十分対応できなくなり、フラッグシップとしての存在感が希薄となってきた。

 

そんな中で今度の新型クラウンは4ドアセダンをはじめ、クロスオーバーSUVなど4つのボディータイプを揃え、国内市場に加えてグローバルに約40の国・地域に順次展開するという大胆な変貌となった。…70年近く日本を代表する高級セダンとして、長年君臨してきたブランドゆえのジレンマがあったことも確かではあるし、大胆な方向転換には大きく賛否の意見が分かれるかもしれない。

 

しかしクラウンという由緒あるブランドだからこその新たな方向性や活路を見出そうという姿勢は、もっと評価されても良いのではないかとも思う。

*1:現在のレクサスLS

安倍元総理、遊説先で銃撃される

8日午前11時30分ごろ、奈良県奈良市近鉄西大寺駅前で、銃声のような爆発音が2回鳴った。現場にいた新聞記者によると、駅前で街頭演説を行っていた安倍晋三元総理大臣が倒れ、橿原市内の病院に緊急搬送された。

 

www.asahi.com

発砲したとみられる男が取り押さえられている。警察関係者によると、安倍氏は心肺停止の状態だという。安倍氏の背後に向け、散弾銃のようなものが少なくとも2発発射された。銃のようなものは現場で押収されたという。捜査関係者によると、男は奈良市在住の元海上自衛官。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。

 

目撃した記者によると、安倍氏は午前11時半ごろから、奈良市近鉄大和西大寺駅付近で演説を始めた。

 

取材していた記者は、その数分後、安倍氏の後ろ側から銃声のような音がしたのを聞いた。聴衆にざわめきが広がり、気づけば、安倍氏の背後に立った男が銃のようなものを手にしており、破裂音がさらにもう一度鳴った。その後、安倍氏が倒れ、胸元から血が流れているのが見えた。

 

安倍氏はすぐに救急搬送され、警護していたSPが撃ったとみられる男を取り押さえた。

 

男はマスクに眼鏡、シャツと長ズボン姿だった。

 

…政治家が襲撃された事件は過去にも起きていて、戦後の主なケースでは昭和35年10月に、社会党浅沼稲次郎委員長が日比谷公会堂で演説中に、右翼の少年に刺殺されたのをはじめ、平成14年10月には民主党石井紘基衆院議員が自宅前で刺殺された。

 

また、選挙期間中の政治家襲撃事件は、平成19年4月に長崎市長選の期間中に、4選を目指していた当時現職の伊藤一長市長が選挙事務所前で暴力団幹部に拳銃で射殺された事件以来となる。

 

…今回の安倍元総理が銃撃された現場に居合わせた目撃者によると、銃撃した元自衛官が犯行に使用した拳銃は手製のものだった可能性があるとみられ、銃身の長さはおよそ20cmほどの望遠レンズのような形状をしていて、弾丸を装填する箇所には2つの穴があったという。

 

安倍元総理を銃撃した元自衛官は取り調べに対し「安倍元総理の政治信条に恨みはなかった」と供述しているが、どのような理由があって犯行に及んだのかまでは定かではないけど、参議院議員選挙の期間中に現職の国会議員への凶行は決して許されるものではないし、不法な暴力による言論への封殺は日本における議会制民主主義の根底をも覆しかねない事態にあることに、1人の国民として「この国のこれから」への一抹の不安を感じずにはいられない。

 

…銃撃を受けた安倍元総理は午後5時3分に死去が確認された。治療に当たっていた奈良県立医科大学付属病院によると、死因は心臓と大血管の損傷に伴う失血死とみられる。今回の事件で日本を取り巻く情勢に及ぶ影響は決して小さくはないだけに、戦後民主主義の根幹が覆るような良からぬ事態が再び繰り返されないことを願いたい。

「あの車、どう?」~第332回~

今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツ軽ワゴン・新型ムーヴキャンバスを紹介したい。

 

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2016年の発売以来6年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、デザイン性と機能性を両立した新感覚のスタイルワゴンとして誕生。自身のライフスタイルを楽しむ女性を中心とした幅広い世代に好評を得て、累計販売台数38万台を超えるヒットモデルとなった。

 

今回のフルモデルチェンジでは、初代の可愛らしさを継承しながら、すっきりと洗練させた“新キャンバス"「ストライプス」と、上質で落ち着いた世界観の「セオリー」を設定し、異なる2つの世界を創り出した。さらなるニーズ拡大も踏まえ、DNGAの展開やターボの新設定などにより、走りの良さも向上させるとともに、使い勝手の良さも進化させた。

 

ストライプスは、可愛らしいイメージを継承しながら時代に合わせ進化したバージョン。飾らない等身大志向の強い現代の価値観に合わせ、すっきりと洗練された可愛らしさを表現した。

 

エクステリアは、ムーヴキャンバスの特長であるスマイルフェイスをベースに、すっきりさせたフロントデザインを採用。全体的に丸みを強調させ、艶つややかさを表現したボディラインとした。インテリアは、ホワイトを基調としたインパネを採用。シンプルですっきりとした明るいインテリアで、自分の部屋のように寛げるプライベート空間を実現した。また、新開発のフルファブリックシートでソファのような座り心地の良さを提供する。

 

カラーバリエーションは、新色のアプリコットピンクメタリックとシトラスイエロークリスタルシャインの2色を追加した全8色をラインアップ。フレッシュなカラーやトレンドを意識した多彩な2トーンカラーを用意する。また、専用のアナザースタイルパッケージとして「リラックススタイル」を設定。ホワイトやメッキをアクセントとした外装パーツとライトウッド調の明るい内装パーツで、可愛らしさを表現する。

 

セオリーは、「大人な価値観や持論を表現できるクルマ」という想いを込めたモデル。エクステリアは、シックなカラーにさりげなくアクセントとして輝くメッキ加飾で、上質さを表現した。インテリは、深みのあるブラウンとネイビーを組み合わせ、落ち着いた室内空間を実現した。本革巻のステアリングホイールやシフトノブの採用で、「セオリー」ならではの上品さを演出。ストライプス同様、新開発のフルファブリックシートでソファのような座り心地の良さを提供する。

 

カラーバリエーションは、シックな色合いであらゆるシーンと調和する全7色のモノトーンをラインアップ。アナザースタイルパッケージは、メッキ中心の外装パーツ、ダークブラウンやさりげないメッキ調の内装パーツで、上質感と落着きのあるシックな雰囲気を演出する「エレガントスタイル」、ブラックを基調とした外装パーツ、ダークブラウンの内装パーツでクラフト感と渋さを演出する「ビタースタイル」を設定する。

 

新型ムーヴキャンバスは女性ユーザーやスマホネイティブ世代を意識した使い勝手の良い機能や装備を採用。置きラクボックスは、ついたてを上げて高さのある荷物を固定できるバスケットモードの機能が片手でセッティング可能になり、操作性が向上した。両側パワースライドドアは、タッチ&ゴーロック機能やウェルカムオープン機能を新設定。買い物帰りやテイクアウトの荷物で両手が塞がった状態でも快適な乗り降りを実現する。さらにバックなど手荷物の収納に便利なシートバックユーティリティフック(運転席/助手席)を新設定した。

 

快適装備では運転席/助手席シートヒーターに加え、肌寒い季節に嬉しい保温機能付きの「ホッとカップホルダー」を新設定した。また、停車時にメイク直しをしやすいバニティミラーや広々として飲食のしやすいインパネのスペースを用意。マスク等の薄型小物が入るインパネアッパーボックスや、ボトルガム等の小物が入るインパネロアボックスなどの収納は、運転席から手が届く範囲に装備した。さらに電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能を採用。シフト操作に連動したパーキングブレーキの作動やアクセル操作による解除でドライバーの疲労軽減に寄与する。

 

オーディオ関連では、ワイヤレス対応のApple CarPlay機能を搭載した9インチディスプレイオーディオや、ダイハツ初の10インチナビを新設定した。ディスプレイオーディオは音声認識機能に車両制御機能を設定し、音声のみでのエアコン操作やメーターの一部の情報、警告音の確認などが可能。ワイヤレス充電規格Qiに対応したスマートフォンをインパネトレイに設置することですっきりとしたインパネ周りを実現する。また、大画面で見やすい10インチスタイリッシュメモリーナビには、前後方に加え室内録画も可能なドライブレコーダーを設定。安全安心なカーライフをサポートする。

 

パワートレーンは、DNGA展開により最新のユニットを搭載し、燃費性能と静粛性、発進性を向上。要望の多かったターボを新設定し、D-CVTとの組み合わせで力強い加速感を実現する。ボディはDNGAの展開やハイテン材の使用率向上で強度を高めながら-50kgの車体軽量化を実現。適度な操作力と操舵後の戻りの良さを実現するステアリング制御、DNGA展開による高い操縦安定性はそのままに、サスペンションチューニングを実施し、安心で快適な乗り心地の良さを提供する。また、車体軽量化とエンジン制御を改良したことで、燃費性能は約10%向上。22.9km/リットル(WLTCモード)の低燃費を実現している。

 

予防安全システムは進化した「スマートアシスト」を搭載。最新のステレオカメラにより、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させるとともに検知距離、対応速度の向上を実現した。また、ブレーキ制御付誤発進抑制機能の採用により、万が一の踏み間違い時に急発進を抑制。ACC(アダプティブクルーズコントロール)を採用し、長距離運転や高速走行時の運転負荷を軽減する。さらにBSM(ブラインドスポットモニター)やプラスサポート(急アクセル時加速抑制)システムなどをディーラーオプションとして用意する。

 

新型ムーヴキャンバスは、緊急時以外の様子の見守り機能も充実した、最新のダイハツコネクトを採用する。スマートアシストの作動回数を過去7日分表示する「スマアシレポート」、ドアロックやハザードランプ消灯忘れ等をスマートフォンに通知する「うっかりアシスト」を新設定。ディスプレイオーディオやコネクト対応ナビ、スマートフォンに車両のメンテナンス時期を通知する機能や、リコール開示日10~18か月後時点で未実施の顧客のスマートフォンに通知する機能、過去1年分の走行履歴を記録する機能などを設定した。

 

…6年ぶりのモデルチェンジにより第2世代へと進化した新型ムーヴキャンバス。外観を一見すると好評だった先代モデルのキープコンセプトとなっているけど、その中身は大幅な進化が図られている。

 

まず走行性能の面ではターボ搭載車が加わったことにより、NAのみだった先代モデルより車重に対しての非力感が薄れ、長距離・高速走行時により余裕のある走りが得られたといえる。また、新たに設定された保温機能付きのカップホルダーは、ホットドリンクが冷めにくくなることから肌寒い季節には非常に重宝する装備だ。

 

先代モデルのヒットにより、N-BOXをはじめとした軽ハイトワゴンより車高の低い軽ワゴンでもスライドドアを装備した車種を求める需要が増えて、スズキからも競合車種となるワゴンRスマイルが発売されたけど、その先駆者といえる新型への期待はどれほどのものだろう。

石川のご当地CM('85)

YouTubeで、こんな映像を発見した。

 

youtu.be

…昭和60年に放送された、石川県ローカルのCM集だ。

 

同年春頃の平日午後2時台のドラマ枠の中で放送された全国及びローカルCMに加えて、当時再放送されていた「女の河」*1のオープニング映像も収録されている。

 

収録されたCMの中には、当時のローカルCMで割と良く見られた静止画CMをはじめ、小学生だった頃に観た覚えのあるCMもいくつか確認できた。…そんな中でも6:21からの地元クリーニング店・松本日光舎のCMは、モノクロで映る女性が洗い上がった衣服を着て、カーテンを開くと同時にカラーとなるシーンにおぼろげながら幼心に大人の色香を感じたけど、改めて観ていると当時のおぼろげだった記憶が蘇った。

*1:本放送は昭和52年

'22・初夏の能登~富山道の駅巡り

今日は友人と能登・富山方面への道の駅巡りに行ってきた。

 

朝7時45分に自宅を出発して8時前に友人と合流。まずは松任郵便局へ立ち寄ってから海側環状道路~のと里山海道を北上して、最初の目的地となるかほく市の「道の駅高松」に向かった。

 

のと里山海道のSAを兼ねている「道の駅高松」は、能登方面下り線の「里海館」と金沢方面上り線の「里山館」があって、レストハウスやデッキからは日本海を一望できる展望スポットとして知られる。

…大豆や青豆を煎って挽いた州浜粉に砂糖と水飴を加えて練り合わせて作られた和菓子「すはま」を友人からの勧めで食べてみたけど、ソフトキャンディーにも似た独特な食感だった。

 

羽咋市の柳田ICで降りようとしたところ、志賀町の上棚矢駄ICの間でトラックが故障して走行車線が塞がりかかったことから通行止めとなったらしく、柳田ICに入るまで800m程の渋滞に巻き込まれたものの無事に下りて、国道249号線を再び北上。志賀町役場に立ち寄って友人とマンホールカードを入手してから、「道の駅ころ柿の里しか」に向かった。

…温泉施設「アクアパークシ・オン」に隣接した「道の駅ころ柿の里しか」の物販コーナー「みちのえき旬菜館」には、地元の結婚式で夫婦の幸せを願い振舞われる「嫁入り紅白 幸せせんべい」やオリジナルソングを収録したCDが販売されていた。

 

続いて向かった富来町の「道の駅とぎ海街道」と輪島市門前町の「道の駅赤神」は昨年10月以来の来訪で、その先の黒島地区の旧・角海家住宅にも来訪した。…2018年3月以来の来訪となる旧・角海家住宅でマンホールカードを入手してから、門前町の中心街を通って県道7号線を南下。

穴水町に入ったところでちょうど昼時となったことから、町内にある「八幡のすしべん比木店」で昼食休憩を取った。

今回の昼食はいなりそば+ミニ助六寿司+手巻き寿司(ねぎとろ)を食べてきた。…昼食後は国道249号線から1本入った町内の中心街にある「道の駅あなみず」へと向かった。

 

のと鉄道穴水駅と隣接した「道の駅あなみず」の物販コーナー「四季彩々」で、駅前にある寿司店「幸寿司」のにぎり寿司六貫セットを購入してから、国道249号線をのと鉄道沿線に沿って南下しながら、まずは七尾市中島町の西岸駅へと向かった。

 

…西岸駅は2011年春~夏に放送されたTVアニメ「花咲くいろは」の舞台となった「湯乃鷺温泉」の最寄り駅のモデルとなっていて、駅舎の待合室には同作の関連書籍や来訪者の寄せ書きノートがあり、僕も「道の駅あなみず」で買ってきたにぎり寿司を食べてから手短ながらノートに来訪の挨拶を書いてきた。

 

「道の駅なかじまロマン峠」を経由して向かった能登中島駅には、昭和61年まで運用されていたオユ10形鉄道郵便車が保存・展示されていて、僕もその実車をウォッチングしてみた。

オユ10形は旧・郵政省が保有したオハ10型客車ベースの鉄道郵便車で、昭和32年~46年にかけて72両が生産され、車内には郵便物の区分け作業も行うスペースが設けられていて、さながら「走る郵便局」とも呼ばれたという。…能登中島駅に展示されているオユ10 2565は、現役当時は東京~北海道間の郵便輸送を手掛けていて、現存する2両の内の1両でもある。

駅の中で休憩していると、ちょうど穴水行きのNT200形気動車と七尾行きのNT200形気動車が交差する様子も見ることが出来た。

 

七尾市に入ったところで国道249号線から国道159号線を南下して、中能登町鹿島の「道の駅織姫の里なかのと」を経由してから羽咋市白石で国道415号線に入り、富山県氷見市の「道の駅氷見」へと向かった。

…氷見漁港からも程近い「道の駅氷見」は富山県内屈指の規模を誇る道の駅で、「ひみ番屋街」にはフードコートや物販コーナーなど36店舗が入居していて、更には「氷見温泉郷総湯」という温泉施設もある。

 

JR氷見駅でマンホールカードを入手してから再び国道415号線を進んで、高岡市雨晴の「道の駅雨晴」でもマンホールカードを入手。続いて市内伏木の雲龍山勝興寺へもマンホールカードの入手に向かうも、拝観時間が午後3時30分までと入手はならなかった。

 

友人からのリクエストを受けて、高岡市美術館内にある「藤子・F・不二雄ふるさとミュージアム」に立ち寄ってから、国道8号線を進んで今回最後の目的地となる小矢部市の「道の駅メルヘンおやべ」へと向かった。

到着したのは午後5時過ぎと、物販コーナーの閉店時間が過ぎたものの、マンホールカードを何とか入手できた。その後は国道8号線~海側環状道路を金沢方面へ南下しながら帰路に就いて、夕方6時30分前に友人を降ろして、6時45分頃に帰着した。

 

…今回の遠征は移動の所要時間などの都合から消化しきれなかった面もあったけど、今度行く時は消化しきれなかった分も補充できるようにはしたい。