正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第256回~

今回のニューモデル紹介日記は、スズキの軽ハイトワゴン・新型スペーシアを紹介したい。

 

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4年8か月ぶりのモデルチェンジに伴って第2世代となる今度の新型は、先の東京モーターショーで先行発表され、今回正式発売となった。

 

外装は厚みのあるフロント部、切り立ったフロントガラス、丸四角いボディに高いベルトラインで、実際の広さだけでなく見た目にも広さや大きさを感じるデザインを採用。ボディサイドに施したビードやサイドドアガラスを囲んだドアは、旅の道具を詰め込むときのスーツケースをモチーフに、「ワクワク感」を想いながら丸みを帯びた親しみやすいルックスも相成って、遊び心があり愛着の持てるデザインとした。さらにスペーシア カスタムでは、ボリュームのある大型メッキフロントグリルやLEDヘッドランプにより、精悍で迫力あるデザインを付加している。

 

内装は、水平基調のスタイリングで伸びやかさと見晴らしのよさを表現したインパネ形状により、運転席前の視界を確保し、開放感のある広々とした室内空間を演出。インテリアにもスーツケースをモチーフにしたカラーパネルを採用し、エクステリアと一体感のあるデザインとした。室内空間は前後長こそ2155mmと60mm短くなったものの、高さは35mmアップの1410mm、幅は25mmアップの1345mmを確保。低床を維持しつつ全高を上げることで室内を高くして居住性を向上させたほか、前後乗員間距離を拡大し足元空間を広げた。

 

安全面については、「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」に加え、軽自動車初の「後退時ブレーキサポート」を採用し、前後の衝突被害軽減ブレーキを全車標準装備。後退時ブレーキサポートでは、リヤバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが車両後方にある障害物を検知し、自動でブレーキをかけることで後退時の衝突回避または被害軽減を図る。

 

また、フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイ(HUD)および、周囲を立体的に360°確認できる3Dビューを軽自動車で初採用する。HUDは車速、シフトポジションといった基本情報や、デュアルセンサーブレーキサポートの警告表示、進入禁止の道路標識などを直感的に理解しやすいカラーで表示。3Dビューは、フロント、リヤ、サイド(左右)の計4か所に設置したカメラの映像を合成・処理し、自車の周辺を俯瞰的に見ているような映像をモニターに映し出す。

 

また、軽量で高剛性の新プラットフォーム「ハーテクト」を採用するとともに、サスペンションを新設計して乗り心地を向上。発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを全車に搭載し、30.0km/リットル*1の低燃費を実現している。

 

スペーシアはこれまで、激戦区となる軽ハイトワゴンではN-BOXやタントといった競合車種に対し、今一つインパクトに欠けていた感があっただけに、今度の新型スペーシアはその名に見合う一目でより大きく見えるようサイズ感のあるデザインが取り入れられ、加えてマイルドHVの搭載がアドバンテージとなるかが鍵となりそう。

*1:JC08モード・ハイブリッドG 2WD車