正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第293回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの新型電気自動車・Honda eを紹介したい。

 

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昨年夏にEU圏で発売されたホンダeは、これまでのクルマにはない魅力を追求するとともに、EVの本質を見つめ、柔軟な発想で、未来を見据えてつくりあげた都市型モビリティだ。シンプルでモダンなデザインと、力強くクリーンな走りや取り回しの良さ、多彩な先進機能を搭載。ユーザーの移動と暮らしをシームレスに繋げる生活のパートナーとなることを目指した。

 

ホンダeは、世界初となる5つのスクリーンを水平配置するワイドビジョンインストルメントパネルを採用。中央には、12.3インチのスクリーンを2画面並べた「ワイドスクリーン ホンダ コネクト ディスプレー」を配置した。運転席や助手席でそれぞれ表示機能を選択したり、左右のアプリを入れかえたりなど自在な操作性を実現。また、スマートフォンとの接続によって音楽アプリやエンターテイメントアプリを表示するなど、楽しみながら新たな使い勝手を創造できるディスプレーとした。

 

また、クラウドAIによる音声認識と情報提供を行う「ホンダパーソナルアシスタント」を搭載。「OK, ホンダ」と呼びかけることで、最新かつリアルタイムの情報をオンデマンドに提供する。また、語りかけに対してキャラクターが7つの表情で反応するなど、クルマへの愛着を感じてもらうことを目指した。さらに車載通信モジュール「ホンダコネクト」も搭載。コネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」で安心なカーライフを実現する。

 

また、コンパクトEVのパッケージと優れた全方位衝突安全性能を実現するボディ骨格技術を開発。衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などを含む先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備とした。

 

パワーユニットは、リアに大トルクモーターを配置し、力強い加速と、高いボディ剛性、四輪独立懸架サスペンションの採用により、上質な乗り心地ときびきびとした安定感のある走りを実現した。また、最小回転半径は約6mの片側1車線の道路でもUターンできる4.3m。都市での扱いやすさも追求した。さらに2つの走行モードやシングルペダルコントロールなど、ドライバーの好みやシーンに合わせた走りの設定を可能とした。

 

街なかの狭い駐車スペースでも安心して駐車できるよう、駐車支援システム「ホンダ パーキングパイロット」をホンダ車で初搭載。6つのパターンの駐車/出庫モードに対応し、駐車したい場所を選定しボタンを押すだけで、4個のマルチビューカメラと12個のソナーで駐車枠や空間をクルマが認識し、アクセル、ブレーキ、ハンドルやシフト操作を行う。

 

このほか、建物/家屋に給電するV2H(Vehicle to Home)や、機器などの電源となるV2L(Vehicle to Load)に対応。日常利用だけでなく停電など万一の際の安心につながる。

 

航続は標準グレードがWLTCモードで283km、JC08モードで308km、アドバンスが同じく259km、274km。高出力型リチウムイオンバッテリーを搭載し、急速充電(CHAdeMO)において30分程度で満充電量の約80%充電できる。

 

…ホンダ初の量販電気自動車となるホンダe。全長が同社の主力小型車のフィットより小さい3.895m、車幅が1.75mと3ナンバー幅となるものの最小回転半径が4.3mと、狭い路地での取り回しの良さをアピールしていることから、先発の日産リーフより小型の電気自動車として大きく注目されるだろう。しかしリーフでも指摘された電気自動車の弱点といえる走行用バッテリーの経年劣化や、冷暖房などを使用時の急激な電力消費をどこまでカバーを出来るかがホンダeのみならず、すべての電気自動車にとっても大きな課題となる。

 

…なお、ホンダeの国内向け仕様は10月30日に発売される。