正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第294回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの新型コンパクトSUV・ヤリスクロスを紹介したい。

 

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ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎつつ、新しい時代に求められる、利便性にとどまらないコンパクトSUVの新たな価値を追求した。

 

エクステリアデザインのキーワードは「ENERGETIC SMART」。アクティブで洗練されたバランスの良いプロポーションを追求した。立体構成で精悍な印象を与えるフロントビュー、水平基調の軸によるSUVらしい力強いサイドビュー。リヤビューはスクエア形状の中央部と大きな開口のバッグドアが機能性の高さを訴求し、大きく張り出したフェンダーが力強さを表現する。

 

インテリアでは、センターコンソールからディスプレイオーディオ(DA)にかけて、縦方向の流れを強調することで力強さを表現。視認性に優れたTFTカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイおよびメーター、DAの上方配置とヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用により視線移動を最小限にし、運転に集中できるインテリアを実現している。

 

デッキボード下段時には、コンパクトSUVトップクラスの荷室容量390リットルを実現。スーツケースまたはゴルフバッグ2個を収納可能とするなど、高さと広さをいかして様々な荷物に対応する。

 

また、4:2:4分割リヤシート、6:4分割アジャスタブルデッキボードをトヨタコンパクトSUVとして初採用。荷物の固定には、ユーティリティフックとフレックスベルトを組み合わせ、多彩なデッキアレンジを可能とし、アクティブライフをサポート。更に荷物運搬時に便利なハンズフリーパワーバックドアトヨタコンパクトSUVとして初設定。スマートキーを携帯し、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアを自動開閉できる。

 

ヤリス同様、コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを追求。サスペンションの一新とあわせ、軽快なハンドリングと上質な乗り心地を両立した。走行性能では、街乗りからレジャーまで幅広く活躍する4WDシステムも設定する。ガソリン車には路面状況に応じた走行支援を3つのモードから選択できるマルチテレインセレクトなど、SUVの走りを堪能できる機能を搭載。HV車には、E-Four(電気式4WDシステム)を設定している。

 

また、直列3気筒1.5リットルダイナミックフォースエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなる30.8km/リットル(WLTCモード)の低燃費を実現する。

 

安全・安心技術についても、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールアダプティブハイビームシステムをはじめ、高度運転支援「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)」をヤリスに続き採用するなど、多くの人が乗るコンパクトクラスだからこそ、トヨタの最新技術を数多く搭載している。

 

…今年2月に発売された現行型ヤリスシリーズでは、スポーツモデルのGRヤリスに続く派生モデルとなるヤリスクロス。トヨタSUVラインナップではライズとC-HRの中間に位置するけど、ライズがダイハツからのOEMを受けていることから、トヨタ自社製では最小のSUVモデルとなる。

 

価格はガソリン車のベーシックグレードの179.8万円~HV車のトップグレードの281.5万円と車格の近いキックスやヴェゼル、CX-30などと直接競合するけど、特に今夏に発売されたキックスがe-POWER搭載ながらFFのみの設定に対し、ヤリスクロスにはガソリン車・HV車ともに4WD車が設定されているのは、寒冷・積雪地での需要を考えると大きなアドバンテージとなりそうだ。また、ベースとなったヤリスの弱点となる室内後部の狭さもカバーされているだけに、ヤリスを選ぶユーザーにとっても新たな選択肢となり得る可能性は大きいようだ。