正臣のガレーヂ日記

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笹生優花、全米女子OP優勝

女子ゴルフのメジャー大会の一つ、全米女子オープン選手権は6日、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコのオリンピック・クラブで最終ラウンドが行われ、笹生優花選手が優勝を決めた。女子最高峰の大会で、19歳11か月17日の優勝は最年少記録。大会史上初となる日本勢同士のプレーオフで、22歳の畑岡奈紗選手を下しての優勝となった。

 

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笹生選手は第1ラウンドで6位スタートし、第2ラウンドで首位に立った。第3ラウンドでは2位に後退するも最終ラウンドで首位に並んだ。女子ゴルフのメジャー5大会のうち最も歴史が古く、最も格が高い全米女子オープン、日本人選手では1987年に同年の全米女子ツアー賞金女王を獲得した岡本綾子選手がプレーオフの末、2位になったのがこれまでの最高位となる。

2019年秋に日本のプロテストに合格し、20年にプロデビューした笹生選手。出場2試合目のNEC軽井沢72で優勝し、続くニトリレディスも制した。父は日本人、母はフィリピン人で、フィリピンで生まれた。二つの国籍を持ち、東京五輪にはフィリピン代表として出場する意向を示している。

…日本の女子選手では1977年の全米女子プロ選手権での樋口久子選手や、2019年の全英女子オープンでの渋野日向子選手に続く快挙を成し遂げた笹生選手に、師匠でもある尾崎将司選手も「彼女の育ってきた辛い環境をばねにした精神の賜物であると思う。努力しかないことを一番理解し頑張ってきた成果でもある。本当におめでとう。」と愛弟子の快挙を祝すとともに、優勝争いをプレーオフまで持ち込んだ畑岡選手にも「また、敗れた畑岡選手にも最大の賛辞を贈りたい。素晴らしい2位であったと思う。」とコメントした。

今年4月には松山英樹選手がマスターズを制し、日本人男子選手で初の世界メジャー優勝を果たしただけに、笹生選手の偉業を大いに称えるとともに更なる飛躍に期待したい。