正臣のガレーヂ日記

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松山英樹、日本人初のマスターズ優勝

男子ゴルフのメジャー大会の一つ、マスターズ・トーナメントは11日、アメリカ・ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで最終ラウンドが行われ、最終組で出た松山英樹選手が通算10アンダーで優勝を決めた。日本男子の「メジャー」と呼ばれる4大大会制覇は、史上初の快挙となる。

 

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松山選手は第1Rを69で回って2位発進。第2Rは71で6位に後退したが、第3Rで大会自己ベストの65をマークして2位と4打差をつける単独首位に立っていた。最終組で出た最終Rでは2番、8番、9番ホールでバーディーを奪い安定したプレーを見せた。途中打球を池に落としてしまうミスショットなどもあって前日よりスコアを落としてしまうものの、72で回りアジア人として初優勝を飾り、マスターズの87年の歴史に新たな1ページを刻んだ。

 

マスターズには東北福祉大学在学中の'11年に初出場し、27位タイに着けてアマチュア最高位となる「ローアマチュア」を日本勢で初めて獲得。プロ入りを経てアメリカツアーに本格参戦した'15年に自身最高位の5位、'16年には7位に入賞し、メジャー大会での優勝争いの特別な雰囲気は経験済みだった松山選手。優勝者に贈られる「グリーンジャケット」に袖を通した松山選手は試合後のインタビューで「朝からずっと緊張していて、最後まで緊張しっぱなしで終わりました」と苦笑。日本勢初の優勝について「僕が勝ったことで、日本人が変わっていくんじゃないかと思います」と話した。

 

「ゴルフの祭典」とも呼ばれるマスターズに日本人選手が参戦したのは'36年の第3回大会が初めてで、'73年に尾崎将司選手が日本人選手初のトップ10入りとなる8位に入賞して以来、中嶋常幸選手も'86年に8位、'91年にも10位に入賞。近年では'01年に伊澤利光選手、'09年に片山晋呉選手がそれぞれ4位に入賞し、松山選手が優勝するまでの日本人選手の最高位だった。

 

…一昨年の全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手に続く偉業を、今度は松山選手がマスターズでの優勝というカタチで達成しただけに、日本のゴルフ史に大きな1ページが新たに刻まれたことを大いに称えたい。