2日午前2時50分頃、長野県南木曽町田立の国道19号線で、故障のため路肩に停まっていた長野県警本部委託のワンボックス型巡回車「木曽かめ君」*1が、群馬県の男性運転手が運転する大型トラックに追突され、後部を大破した。この事故によるけが人は出なかった。
木曽警察署の調べでは、「木曽かめ君」は塩尻警察署を出発し岐阜県方面へ走行中、エンジントラブルを起こしたため車道に1m余りはみ出すカタチで停車。車の運用を委託されている警備会社の乗員2人がパイロンを立て、後続車の誘導に当たっている最中に大型トラックが突っ込んだとされる。乗員2人は直前に逃げて無事だった。…同署はトラックの前方不注意と見ている。
「木曽かめ君」は大型車輌が多く、事故が多発している長野県木曽地方などの国道19号線を制限速度*2内で走行することにより通行車輌に速度遵守を促す車で、平成15年11月に運用を開始*3した。車輌は管理を含めて、長野県警本部が松本市内の警備会社営業所に運用を委託しているとのこと。
…けが人が出なかったのが幸いとはいえ、制限速度の遵守を促すための巡回車が事故に巻き込まれるというのはとんだ災難だったけど、「木曽かめ君」のためにもこのような事故の再発の防止に努めて欲しいものだ。