今日は新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムで開催された糸魚川ネオクラシックカーフェスタに行ってきた。
…車で行くのは3年ぶりとなる糸魚川へは朝6時40分に自宅を出発し、山側環状道路~北陸自動車道を北上、途中PAで小休憩をはさみながら会場の美山公園内にあるフォッサマグナミュージアムには9時20分頃に到着した。
昨年から始まった糸魚川ネオクラシックカーフェスタは、毎年9月初旬に同所で開催されている日本海クラシックカーレビューの兄弟イベントで、此方は昭和50年~平成12年頃に生産された新世代旧車にスポットを当てている。…しかし今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症の拡大を受けて日本海クラシックカーレビューが中止となったこともあって、会場では来場者の検温やアルコール消毒などの感染症への対策が施行された。
会場内には県内外から参加した50台の旧車をはじめ、新潟県警交通機動隊と糸魚川警察署によるパトカーの展示や地元で活動しているフォークデュオ「海賊船」によるミニコンサートなどが催された。
…一通り会場内を回ってから、日本海クラシックカーレビューにも参加しているデンカ青海工場所有のいすゞTSD40型ボンネットバスの試乗会に参加してみた。
昭和45年に青海鉱山(原石山)の採掘作業員を採掘現場へと送迎するバスとして導入されたボンネットバスで、4WDトラックのシャーシに地元・新潟のコーチビルダーである北村製作所で製造されたボディーが架装された仕様となっている。糸魚川市内を周回する15分ほどのバス散歩は車内がユッサユッサと揺れる中、6.1リッターのDA120型エンジンの轟音を唸らせながら走る姿は、50年前からのタイムトラベルのようだった。
物販コーナーで購入した筍ご飯を昼食に食べて、しばらく休憩を取ってから午後2時前に会場を離脱、まずは国道148号線沿いにある市内のスーパーに立ち寄ってから国道8号線を南下。親不知ICから北陸自動車道に入り、途中SAやPAでの小休憩をはさみながら金沢森本ICで山側環状道路へと降りて、すっかり日の暮れた夜6時前に帰着した。
…ここで、参加車輌の中から、特に注目した車を紹介したい。
まず紹介するのは今年で平成2年の発売から30年を迎えたNA1型NSXです。…オールアルミ製のボディーにミッドシップのエンジンレイアウトを取り入れた国産スーパーカーで、V6・3リッターDOHCのC30A型エンジンはVTECの採用によりNAで最高出力280馬力を発生しました。
続いて紹介するのはCY31型セドリック・V20ツインカムターボブロアムです。…国産乗用車で初の5速オートマチックを搭載した2リッター車のトップグレードで、平成元年のマイナーチェンジでは消費税の導入に伴う自動車税制の改定により、3ナンバー車がより手の届く存在となりました。
続いて紹介するのはYPY31型セドリック・V30Eパトロールです。…新潟県警交通機動隊の上越方面隊に所属する車輌で、緊急回転灯の中央部に速度取り締まり用のレーダーが装備されています。
続いて紹介するのはHGZ31型フェアレディZ・2by2 300ZXです。…最高出力230馬力を発生するV6・3リッターターボのVG30ET型エンジンを搭載したトップグレードで、後部座席を備えた2by2はグランドツアラー的要素も含んだ仕様となっていました。
続いて紹介するのはAE92型カローラ・1.6GTです。…最高出力145馬力を発生する直4・1.6リッターDOHCの4A-GE型エンジンを搭載したスポーツグレードで、その外観はファミリーセダンながら2ドアクーペのレビンに匹敵する優れた走行性能を有した「羊の皮を被った狼」といえる1台です。
今回のトリを飾るのはTA45型カリーナ・2.0GTです。…セリカとプラットフォームを共用した走行性能の高さから「足のいいやつ」のキャッチコピーで人気を博し、中でもトップグレードの2.0GTは、最高出力140馬力を発生する直4・2リッターDOHCの18R-GE型エンジンが搭載されました。