今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの燃料電池車(FCV)・ミライを紹介したい。
世界で最初の量産FCVとなるミライは4人乗りの4ドアセダンで、最高出力113kWのモーターと114kWの燃料電池「トヨタFCスタック」を搭載。一充填あたりの走行距離は650km*1とのこと。
モーターやFCスタック、高圧水素タンクなどの動力源を床下に配置。重心を下げることで車両姿勢の変化を減らし、優れた操縦安定性を確保するとともに、同社の高級車・クラウンやレクサスLSにも匹敵する快適性も兼ね備えているという。
燃料の水素に空気中の酸素を反応させてできた電気で走る。走行中には二酸化炭素や排ガスを出さないことから、「究極のエコカー」とも言われるFCV。但し現段階では水素を補給する水素ステーションの数が少なく、生産台数も年間700台と限られるだけに、本格的に街中で見られるのはもう少し先になりそうだ。…しかし全国で1千台の受注が入っていことからも、FCVへの注目の高さが伺える。
*1:JC08モード