正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第304回~

2021年最初のニューモデル紹介日記は、ホンダの小型クロスオーバーSUV・新型ヴェゼルを紹介したい。

 

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2013年の発売以来7年ぶりのモデルチェンジにより第2世代となる新型ヴェゼルのグランドコンセプトは「AMP UP YOUR LIFE」。実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供することで、日々の生活の楽しさを増幅=AMP UPさせるようなモデルを目指した。新型ヴェゼルは、誰もが自信と安心感を持って運転できる「信頼」、デザインだけでなく使う人の所作をも含む「美しさ」、爽快な運転体験で楽しく活力に満ちた毎日を送れる「気軽な愉しさ」を提供する。

 

新型ヴェゼルは、ホンダ独自のM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想に基づく「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲。取り回しのしやすい、コンパクトなボディサイズや多彩な荷室・シートアレンジはそのままに、より力強く美しいエクステリアのプロポーションへ進化させた。

 

気持ち良い抜け感のある爽快さと、日々の運転に自信を与える取り回しやすさの両立を実現した視界に加え、ドライバーだけでなく乗る人すべてが快適に移動できる、ゆとり空間を追求。クラスを超えた広さと居心地を生み出すパッケージを作り上げた。

 

今回のフルモデルチェンジでは、新たな時代のヴェゼルをゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさに、活力に満ちた印象を加えることで、気分をAMP UPさせるパートナーにふさわしいデザインを描いた。全体では、クーペライクなプロポーションを際立たせながらも、全席で爽快な視界を提供するため「スリーク&ロングキャビン」を採用し、前後に芯を一気通貫させた水平基調のデザインとした。フロントでは、ボディとの一体感を高めた同色グリルを採用。リアでは、使い勝手のよいゲート開口、ハンドルの位置を造形の中に自然に組み込み、美しさと機能性の両立を目指した。

 

インテリアは、芯の通った「塊り感」のあるソリッドなフォルムを重視し、SUVの力強さを表現。その一方、身体に触れるような近い部位には、柔らかな触感と形状のパッドをあしらうことで、強さと優しさを兼ね備えた空間とした。

 

HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考えに基づく、視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置により、ドライバーや同乗者の“美しい所作"につなげる骨格を形成。さらに、心地よい光を室内に取り入れるパノラマルーフや、心地よい風を提供する新開発エアコンを採用し、五感に訴える愉しさを加えた。

 

タイプはハイブリッドモデルに「X」「Z」「PLaY(プレイ)」、ガソリン車に「G」の計4種類を設定。標準タイプの「X」「Z」では、シンプルなデザインだからこそ、オーセンティックで長く使える上質感にこだわった。心地よく快適なファブリックやシルバー加飾により、洗練されたコーディネートとした。冒険心と遊び心にあふれる新設定の「プレイ」は、2トーンのエクステリアカラーやトリコロールの加飾など、アクティブに自分らしさを表現できるコーディネートに仕上げた。

 

パワートレーンは、1.5リットルDOHC i-VTEC CVT搭載のガソリンモデルのほか、モーター走行を中心に様々なドライブシステムを使い分けるホンダの2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッドモデルから選べる。

 

e:HEVでは、リニアで心地よい加速感が味わえるほか、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」と3つ走行モードが選択可能。また、Dレンジ、Bレンジ、減速セレクターにて、アクセルオフ時の異なる減速度合いを選択できる。

 

4WDモデルでは、悪天候や雪上走行でも安定したドライビングを可能にする、「リアルタイムAWD」を搭載。特にe:HEVモデルでは、エンジンの特徴である素早くリニアなトルク発生と、四輪に最適な駆動力配分を行うリアルタイムAWDの組み合わせにより、さまざまな道路環境で、安定感のある愉しい走りを提供する。

 

新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を通じて、より安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」を利用できる。

 

ナビゲーションシステムには、通信による「自動地図更新サービス」を搭載。その他にも、スマートフォンがキーの代わりになる「ホンダデジタルキー」や、多彩なアプリを提供する「ホンダアプアプリセンター」、車内で通信容量を購入し、インターネットに接続接続して楽しめる「車内車内Wi-Fi」など、ホンダ量販車として初となる機能を多数搭載している。

 

最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は、広角カメラと高速画像処理チップを採用。先代モデルからさらに機能を進化・充実させた。アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は渋滞追従機能付きへと進化し、より安心で便利にドライバーの運転をサポートする。さらに、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームなど、3つのつの機能を追加した。

 

その他の安全装備では、マルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションを新たに搭載。見通しの悪い場所での駐車や車線変更を、より安心にサポートする。

 

また、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付き)やパノラマルーフ、ヒルディセントコントロール、静電タッチ式静電タッチ式LEDルームランプ、独自開発のプレミアムサウンドシステムなど、快適機能も充実させている。

 

…7年ぶりのモデルチェンジで第2世代へと生まれ変わった新型ヴェゼル。世界120か国で発売され、14年~19年にかけて国内新車販売台数のSUV部門No.1を獲得するなど主力車種の一翼を担う存在となった。オンラインイベントというカタチで発表された今度の新型だけど、ネット上では「CX-30やハリアーを混ぜたような外観」という声も上がったもののフィットに続いて搭載されたe:HEVの走行性能への期待など反応は上々のようだ。

 

確かに外観の第一印象が競合車種を混ぜた…特にフロントマスクがマツダ車(特に直接競合するであろうCX-30)のようだったのは確かで、クーペルックということからC-HRやMX-30をより意識したようにも感じたけど、4月の正式発売で実車を間近で見た時にはその印象がきっと変わるのかもしれない。