正臣のガレーヂ日記

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新天地で復活はなるか

福岡ソフトバンクホークスが、国内フリーエージェント(FA)権を行使した埼玉西武ライオンズ山川穂高内野手との入団交渉で大筋合意したことがわかった。4年契約で、総額約12億円。出来高払いがつくという。早ければ週明けにも正式契約を結ぶ見込みで、背番号は「25」を付けるとみられる。

 

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山川選手はドラフト2位で富士大学から2013年に西武に入団。持ち前の長打力を武器に3度の本塁打王*1を獲得し、「山賊打線」の一翼を担う主砲として活躍。2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にも侍ジャパンのメンバーとして出場した。

 

ところがコンディションの調整で戦列を離れていた5月に、知人女性を乱暴しようとした強制わいせつの容疑で書類送検され、8月に嫌疑不十分による不起訴処分となったものの、球団から無期限の公式試合出場停止処分を受け、今季の出場は17試合にとどまったが、「故障者特例措置」による登録日数の加算で国内FA権を取得。11月14日に行使の手続きをとった。

 

来季は小久保裕紀監督の下で4年ぶりのリーグ優勝を目指すソフトバンクも、かねてから右の長距離バッターである山川選手に注目していて、柳田悠岐外野手や近藤健介外野手ら左の強打者が揃う中で編成上、是が非でも欲しいピンポイントの人材だった。今回のFA宣言を受けてソフトバンクの三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「球団としての見解をしっかり出していかないといけないので、それにあたっての調査は必要」とし、獲得に向けて幾重にも渡る調査の結果を受けた上で球団のみならず、本社サイドも含めた総合的な判断で獲得へのゴーサインが下されたものとみられる。

 

…今月中日への移籍が決まった中田翔内野手に続いて、来季の移籍動向が注目された山川選手。一連の事件の発覚を受けて以来、半年近くのブランクがあることから実戦の感覚をどこまで戻せるかが気掛かりだけど、久々の実戦復帰となった10月の宮崎フェニックスリーグでは3本塁打を放つなど復活に向けての手応えを掴んでいるだけに、新天地となるホークスで復活に向けての大きな一歩を踏み出し、ペイペイドームでの「どすこ~い!」が見られるような活躍に期待したい。

*1:2022年は打点王との2冠