正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第307回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの高級オフロードSUV・新型ランドクルーザーを紹介したい。

 

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今回発表された新型「300シリーズ」は、1951年発売のBJ型以来70年の歴史で培われた技術と、TNGAに基づく新「GA-F」プラットフォームなどの最新技術を融合し素性を刷新。環境性能、先進安全性能も高めた。2021年夏以降、世界各地で発売が予定される。

 

ランドクルーザーは「TOYOTA BJ型」として1951年に誕生。2021年は生誕70周年にあたる歴史あるモデルだ。強力なエンジンを備えた四輪駆動車として、厳しい環境での高い走破性から全国各地でのパトロールカーで採用された。以来、世界170の国と地域で累計1040万台、年間30万台以上を販売している(レクサスLX、GXを含む)。

 

今回フルモデルチェンジとなった新型ランドクルーザー(300シリーズ)は、2007年に登場した200シリーズの後継となるモデル。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というユーザーの評価に応えるべく、ランドクルーザーの本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」を進化させつつ継承し、世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現することを目指し開発された。

 

これらを念頭に、ボディーシェルと独立したラダーフレーム構造は踏襲しながらも、TNGAに基づく新GA-Fプラットフォームを採用。フレーム自体を新設計とし、軽量・高剛性化。フレーム、車体を含めた車両全体で200kgの軽量化を実現。さらに低重心化、重量配分・サスペンション構造の改善などを実施。素性のよさを磨き上げた上で、社内の熟練テストドライバーやダカール・ラリー出場ドライバーなどによる実路走行での作り込みをおこない、オンロード、オフロードを問わず運転しやすく、疲れにくいクルマを目指したという。

 

悪路走破性ついては、サスペンションの基本性能ではホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を向上、世界初の「E-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)」の採用による接地性向上、ドライバー視点で障害物を直感的に可視化できる「マルチテレインモニター」の採用、走行路面を判定し自動でモード選択する「マルチテレインセレクト」の採用など、新技術を投入した。

 

パワートレインは従来のV8エンジンから新開発のV6ツインターボエンジンに置き換わるのがトピックだ。3.5リットルガソリン(最高出力415ps/最大トルク650Nm)、および3.3リットルディーゼル(309ps/700Nm)を用意し、従来のV8エンジンを上回る動力性能とドライバビリティを実現する。トランスミッションは新開発の10速ATを採用。ボディの軽量化と合わせ、車両使用時の年間CO2排出量をグローバルで約10%低減するという。

 

外装デザインは、ランドクルーザーらしさを継承し、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など機能美を追求。内装は悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用した。また、パッケージについては悪路走破性を重視し、車両サイズ、ディパーチャーアングル、アプローチアングルは一部モデルをのぞいて従来モデルを踏襲している。(従来モデル「ZXグレード」参考値:全長4950mm、全幅1980mm、全高1870mm、ホイールベース2850mm)

 

最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。プリクラッシュセーフティに、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能を追加。さらに駐車場での前後障害物や後退時の接近車両、歩行者を認識するパーキングサポートブレーキを新採用している。

 

今回の発表はランドクルーザーの主要市場である中東地域を中心にオンラインでおこなわれた。2021年夏以降に世界各地で発売予定。日本での発売時期や価格等については未発表となっている。また今回公開された写真には「GR」バッジの付いた新型ランドクルーザーの姿も見られるが、詳細は明かされていない。GRならではの走りを実現したモデルの登場にも期待が高まる。

 

トヨタではクラウンより長い歴史を持つSUVの最高峰として、世界中で厚い信頼を得ているランドクルーザー。今回発表された新型「300シリーズ」は歴代モデルで培われた高い信頼性・耐久性・悪路での走行性能に加えて、更なる安全性や環境性能にも見合うよう大幅なリニューアルが施された。

 

国内向け仕様では主に快適装備を搭載した上級グレードを中心にラインナップがされるようだけど、かつてのHDJ80系まで設定された「GX」や「STD」のような加飾を出来る限り省いた、道なき道をも走るランドクルーザー本来の姿といえる堅牢さを前面に出したグレードが設定されるかにも期待したい。

笹生優花、全米女子OP優勝

女子ゴルフのメジャー大会の一つ、全米女子オープン選手権は6日、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコのオリンピック・クラブで最終ラウンドが行われ、笹生優花選手が優勝を決めた。女子最高峰の大会で、19歳11か月17日の優勝は最年少記録。大会史上初となる日本勢同士のプレーオフで、22歳の畑岡奈紗選手を下しての優勝となった。

 

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笹生選手は第1ラウンドで6位スタートし、第2ラウンドで首位に立った。第3ラウンドでは2位に後退するも最終ラウンドで首位に並んだ。女子ゴルフのメジャー5大会のうち最も歴史が古く、最も格が高い全米女子オープン、日本人選手では1987年に同年の全米女子ツアー賞金女王を獲得した岡本綾子選手がプレーオフの末、2位になったのがこれまでの最高位となる。

2019年秋に日本のプロテストに合格し、20年にプロデビューした笹生選手。出場2試合目のNEC軽井沢72で優勝し、続くニトリレディスも制した。父は日本人、母はフィリピン人で、フィリピンで生まれた。二つの国籍を持ち、東京五輪にはフィリピン代表として出場する意向を示している。

…日本の女子選手では1977年の全米女子プロ選手権での樋口久子選手や、2019年の全英女子オープンでの渋野日向子選手に続く快挙を成し遂げた笹生選手に、師匠でもある尾崎将司選手も「彼女の育ってきた辛い環境をばねにした精神の賜物であると思う。努力しかないことを一番理解し頑張ってきた成果でもある。本当におめでとう。」と愛弟子の快挙を祝すとともに、優勝争いをプレーオフまで持ち込んだ畑岡選手にも「また、敗れた畑岡選手にも最大の賛辞を贈りたい。素晴らしい2位であったと思う。」とコメントした。

今年4月には松山英樹選手がマスターズを制し、日本人男子選手で初の世界メジャー優勝を果たしただけに、笹生選手の偉業を大いに称えるとともに更なる飛躍に期待したい。

「あの車、どう?」~第306回~

今回のニューモデル紹介日記は、日産の新型クロスオーバーEV(電気自動車)・アリアを改めて紹介したい。

 

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昨年7月に市販仕様車が発表されたアリア、今回は国内向けの特別限定車「アリア・リミテッド」を発表とともに国内での予約受付が開始された。

 

日本で発売するアリアは、66kWhバッテリー搭載車(B6)の2WDとe-4ORCE(4WD)、91kWhバッテリー搭載車(B9)の2WDとe-4ORCE(4WD)の4グレード。各グレードに予約注文限定の「リミテッド」を設定する。今回予約注文を開始したのはリミテッドのみ。B6 2WDのリミテッドは今冬より、その他のグレードはその後発売する。また、日本以外の世界市場でも、今後、予約注文を開始する。

 

アリアは日産が培ってきた電気自動車のノウハウと最新のコネクテッド技術を融合させたスタイリッシュで革新的なクロスオーバーEV。力強い加速、滑らかな走り、EVの特性を活かした静粛性を兼ね備える。また室内は、ラウンジのような心地よい高級感溢れるデザインで統一し、ドライバーや同乗者を温かく迎える。

 

特別仕様車アリア リミテッドは、先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」や「プロパイロット リモート パーキング」など、最先端の運転支援技術を標準搭載。ボディカラーは、特別仕様車限定の2色の2トーン(バーガンディー/ミッドナイトブラック、シェルブロンド/ミッドナイトブラック)をはじめ、全5色をラインアップする。

 

インテリアでは、開放感あふれる「パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド、電動格納式シェード付、リモート機能付)」や、上質なナッパレザーシート(ブルーグレー)、アリア専用「BOSEプレミアムサウンドシステム&10スピーカー」を標準装備する。また、特別仕様車専用装備として、エアロダイナミックなデザインの専用色19インチアルミホイールカバーや、スタイリッシュなキッキングプレート(ARIYAロゴ付LED)をフロントとリヤドアに設定。また、枯山水をモチーフとしたリミテッド専用色フロアカーペットも用意する。

 

価格は66kWhバッテリー搭載車の2WDが660万円、4WDが720万0600円。91kWhバッテリー搭載車は2WDが740万0800円、4WDが790万0200円。なお、アリア リミテッド発売後に販売を開始する標準車の実質購入価格(省庁や各自治体からの補助金を差し引く)は約500万円からとなる予定だ。

 

また日産は、アリア予約注文の開始にあたり、同社初となるグローバル共通のアリア専用予約サイトを開設。日本国内では、専用会員サイト「クラブアリア」に入会することで、購入検討、予約注文、商談などをデジタルで行うことができる。また、顧客ニーズに合わせ、実店舗での試乗や商談とデジタルを自由に組み合わせ可能。さらにクラブアリア会員限定のオンラインイベントやリアルな試乗体験にも参加できる。

 

…いよいよ正式発売に向けて先行予約注文が始まったアリア、国産車では今冬に発売されたレクサスUX300eに続くクロスオーバーEVといえるけど、走行用バッテリーの経年劣化などリーフで指摘されたEVの弱点をどれだけカバー出来ているかや、実質購入価格が500万円以上と高価なだけに、競合するであろう価格帯の近いエンジン車やHV車の競合車種に対するEV独自のアドバンテージを如何にアピールできるかが大きな課題となるだろう。

BOOKDAYとやま

今日は富山県富山市のJR富山駅で開催された古本市「BOOKDAYとやま」へ行ってきた。

…朝8時50分過ぎに自宅を出発、車の燃料計の残りが少なくなっていたことから富山までどのように行くか直前まで迷ったけど、JR松任駅前の駐車場に車を停めてから9時21分発の電車に乗り、金沢駅で10時9分発の電車に乗り換えて富山駅には11時9分に到着した。

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「BOOKDAYとやま」は2013年よりJR富山駅で毎年開催されている古本市で、富山県内のみならず石川~関西の古書店が出店。文芸書から実用書、画集など様々なジャンルの古書が販売されている。

昨年10月以来に訪れた「BOOKDAYとやま」、今回も何か目ぼしい1冊を探しながら出展ブースを散策。顔なじみのフリーライター・ピストン藤井さんの出展ブースにも立ち寄って今朝刷り上がったばかりの新刊「墓石に刻みたい」を購入。今日は生憎の空模様だったことから駅の外に出ることなく午後1時14分発の電車に乗って帰路に就き、金沢駅で2時32分発の電車に乗り換えて松任駅には2時38分に到着。その後野々市市内のリサイクルショップへと立ち寄りながら午後5時に帰着した。

…今回は直接車で行かずに、JR~IRいしかわ鉄道~あいの風とやま鉄道を使って行ったけど、松任~富山間の往復での交通費が2880円(+駐車場代600円)と、直接車で行く方が燃料費を差し引いても安上がりに思えた。

…ここで、富山駅構内のタクシープールで発見した珍しいタクシーを紹介したい。

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まず紹介するのはC27型セレナ・前期2.0ハイウェイスターの個人タクシーです。…白いボディーカラーに青いラインと、さながら東個協を思わせるカラーリングが特徴的な1台で、何度か見かけたことはあったけどようやく確認できました。

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続いて紹介するのはCV3型アコード・2.0e:HEV EXの個人タクシーです。…セレナと同じく金沢では見られない車種のタクシーで、ちょうど異なるボディーカラーの同型車が2台並んでいました。

自宅でホビーショー・その31

今回のプラモデルレビュー、今回も最近レストアした作品から…

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PY30型グロリア・V30EブロアムVIP(アオシマ・1/24)を。

…モデルとなった実車やキットについては、

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2月に同型のセドリックのキットを製作した際に紹介したので、ここでは割愛したい。

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今回レストアに取り掛かった個体は27年前に製作した個体で、ボディーカラーはMr.カラーのグランプリホワイトを選択。前回のK11型マーチと同様に内外装の塗装を一旦剥がした上で接着跡などを修整してから塗り直し、ホイールはY31型セドリック純正アルミホイールを流用。また、フロントグリル・リヤガーニッシュは2月に製作した同型のセドリックに付いていたメッキ仕上げの物に変更するなどのディテールアップを施した。

…以前製作したキットのレストアを通して、新品で製作した当時から年数を重ねて現在の考証・製作スキルで新たに蘇った姿に、前回のマーチと同じように新たな愛着を感じられるのかと思える。

松山英樹、日本人初のマスターズ優勝

男子ゴルフのメジャー大会の一つ、マスターズ・トーナメントは11日、アメリカ・ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで最終ラウンドが行われ、最終組で出た松山英樹選手が通算10アンダーで優勝を決めた。日本男子の「メジャー」と呼ばれる4大大会制覇は、史上初の快挙となる。

 

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松山選手は第1Rを69で回って2位発進。第2Rは71で6位に後退したが、第3Rで大会自己ベストの65をマークして2位と4打差をつける単独首位に立っていた。最終組で出た最終Rでは2番、8番、9番ホールでバーディーを奪い安定したプレーを見せた。途中打球を池に落としてしまうミスショットなどもあって前日よりスコアを落としてしまうものの、72で回りアジア人として初優勝を飾り、マスターズの87年の歴史に新たな1ページを刻んだ。

 

マスターズには東北福祉大学在学中の'11年に初出場し、27位タイに着けてアマチュア最高位となる「ローアマチュア」を日本勢で初めて獲得。プロ入りを経てアメリカツアーに本格参戦した'15年に自身最高位の5位、'16年には7位に入賞し、メジャー大会での優勝争いの特別な雰囲気は経験済みだった松山選手。優勝者に贈られる「グリーンジャケット」に袖を通した松山選手は試合後のインタビューで「朝からずっと緊張していて、最後まで緊張しっぱなしで終わりました」と苦笑。日本勢初の優勝について「僕が勝ったことで、日本人が変わっていくんじゃないかと思います」と話した。

 

「ゴルフの祭典」とも呼ばれるマスターズに日本人選手が参戦したのは'36年の第3回大会が初めてで、'73年に尾崎将司選手が日本人選手初のトップ10入りとなる8位に入賞して以来、中嶋常幸選手も'86年に8位、'91年にも10位に入賞。近年では'01年に伊澤利光選手、'09年に片山晋呉選手がそれぞれ4位に入賞し、松山選手が優勝するまでの日本人選手の最高位だった。

 

…一昨年の全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手に続く偉業を、今度は松山選手がマスターズでの優勝というカタチで達成しただけに、日本のゴルフ史に大きな1ページが新たに刻まれたことを大いに称えたい。

金沢ホビー展示会

今日は金沢市金沢市民芸術村・アート工房で開催された「第1回金沢ホビー展示会」に行ってきた。

 

朝9時10分過ぎに自宅を出発し、会場となる金沢市民芸術村には9時45分に到着した。

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…金沢ホビー展示会は県内のプラモデル愛好家有志によるオールジャンルの作品展で、初めての開催となる今回は60名が参加、70点以上の作品が出展された。

 

僕も受付を済ませてから今年製作した新作3点を出展。出展作品を鑑賞しながら会場内を散策してみると、参加の申請がSNSを通してということもあってか比較的若いモデラーさんの作品も観られた。

 

しかも今日は春らしい好天に恵まれたこともあって、今回出展しきれなかった作品からお気に入りを持ち出して…

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陽気あふれる敷地内をバックに、ちょっとした撮影会も行ってみた。

 

…午後3時過ぎに会場を離れてからは、次回作の構想を練りながら市内の家電量販店などを散策して、夕方5時30分に帰着した。

 

今回出展された作品の中から、特に注目した作品を紹介したい。

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まずはフォーミュラマシンをテーマとしたジオラマです。…サーキットのホームストレートでスタートを控えるベネトンF190とローラT90-50(ともにハセガワ・1/24)、その横にはシトロエンHバン(エブロ・1/24)のケータリングカーとホンダRA272(ハセガワ・1/24)が停まっています。

 

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続いて歴代の航空自衛隊ブルーインパルスでの運用機を揃えたジオラマです。…格納庫をバックにF-86F(フジミ・1/72)からT-2(ハセガワ・1/72)、現在のT-4(ハセガワ・1/72)が並んで展示されています。

 

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今回の展示会で注目を集めたのが、フレームアームズ・ガールの一団です。…高精度AIを搭載した小型ロボットをモデル化したアクションフィギュアの要素を盛り込んだキットで、各作ごとに独自のカスタマイズが施された機体が揃っていました。