正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第348回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの高級セダン・新型クラウンセダンを紹介したい。

 

response.jp

クロスオーバー、スポーツに続く、クラウン新型第3弾となるセダンは、快適な乗り心地と上質な走りとともに、ショーファーニーズを満たすくつろぎの空間を創出。正統派セダンを再定義する新スタイルで、パーソナルにもビジネスにも応える「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦し、「セダン再発見」を感じさせるクルマになっている。

 

クラウン(セダン)は「オーソドックスなセダンはつくりたくない」というデザイナーたちの思いのもと、ニューフォーマルセダンという新たな価値の創造にチャレンジした。ホイールベースを3メートルに設定し、ショーファーニーズに応えるべく、後席のゆとりを創出。足元のスペースも広くなり、足抜きしやすいスムーズな乗り降りを実現した。

 

また、水素社会の実現に向け、フラッグシップであるクラウンに、今回新たに走行中にCO2を排出しない燃料電池車(FCEV)を用意。ハイブリッド車(HEV)とともに、多様なニーズに応える選択肢を増やしながら、電動車の普及やカーボンニュートラルの実現に貢献していく。

 

FCEVは走行中にCO2を一切排出しない電動車。静粛性や環境配慮面でのショーファーカーとしての価値に加え、FCEVならではの加速性能で走りの楽しさも実現した。MIRAIと同じ高性能FCシステムを採用。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載し、1回あたり約3分の水素充填で約820km走行可能。アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びるFCEVならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地を実現した。

 

HEVは新開発の2.5リットルマルチステージハイブリッドシステムをトヨタとして初搭載。エンジンと2つのモーターに加え、有段ギアを組み合わせることで、あらゆる車速域からのアクセル操作に応える駆動力を実現した。従来はエンジン最高出力を使用できる車速領域が約140km/hからだったが、本システムでは約43km/hから使用可能になった。高速走行時はエンジン回転数を低く抑え、低燃費で静かな走りを可能に。排気量をダウンサイジングしながら、力強い動力性能と燃費性能を両立している。

 

また、FCEVは外部給電システムを搭載。大出力の電力を住宅や電気製品に供給できる。さらにFCEV/HEVともに車内2か所のアクセサリーコンセント(AC100V 1500W)で電気製品を利用可能。走行中だけでなく、非常時給電システムとして、車両が停止した状態でも給電できる。

 

昨年7月に4つのボディータイプで発表された新型クラウン…先に発売されたクロスオーバー、スポーツに続いて今回発表されたセダンは、ある意味クラウンの「本命」ともいえるモデルだろう。

 

近年はクロスオーバーSUVやワンボックスの高級車も多く見られるようになる中、乗用車の基本形といえるセダンの基本を忠実にトレースしながら、「ニューフォーマル」という新たな価値観に臨み、歴史あるブランドの新たな1ページを如何に開き刻んで行くかにも注目が集まる。

小久保新監督への期待と…

福岡ソフトバンクホークスは21日、来季の一軍監督に小久保裕紀二軍監督が就任すると正式発表した。ソフトバンクで二軍監督から一軍監督への昇格は、今季まで指揮を執った藤本博史前監督に続いてのケースとなる。

 

baseballking.jp

小久保新監督は'93年のドラフト2位(逆指名)でダイエーに入団。'95年に本塁打王、'97年は打点王に輝くなど強打を持ち味とした内野手として活躍。'04年~'06年は読売ジャイアンツでプレーし、'07年にFAでソフトバンクに復帰。'12年まで計16年にわたってプレーした。

 

引退後は解説者を経て'13年に野球日本代表・侍ジャパンの監督に就任。'17年の第4回WBCまで侍ジャパンのトップチームの指揮を執り、'21年に当時の工藤公康監督の下でのヘッドコーチとしてソフトバンクに復帰し、翌年からは一軍監督に昇格した藤本監督の後を受けて二軍監督を務め、今季はウエスタンリーグ優勝に加えてファーム日本選手権では読売を破り日本一に輝いた。

 

今季のソフトバンクはレギュラーシーズンをリーグ3位で終え、3年連続で優勝を逃し、クライマックスシリーズでは千葉ロッテマリーンズに1勝2敗で1stステージ敗退となっただけに、小久保新監督の下でのチーム再建がまずは求められるだろう。

 

…現役時代からダイエーソフトバンクの顔として高い人気を誇る小久保新監督。ただ、侍ジャパンの監督を務めた'15年のプレミア12で韓国に逆転負けを喫するなどの詰めの甘さも見られたけど、技術指導だけでなく人間教育も重視し、時にはチームを厳しく引き締める中にも選手たちに温かく寄り添う指揮官として、3年連続で優勝を逃した悔しさをバネに将来を担う若手選手の更なる飛躍と、1勝を大事に重ねることで、ソフトバンクを再び強豪チームとして復活させてくれることに期待したい。

「あの車、どう?」~第347回~

今回のニューモデル紹介日記は、レクサスの高級ワンボックス・新型LMを紹介したい。

 

response.jp

2020年発売の初代モデルは当時のトヨタアルファード』をベースに、より高級に仕立てたモデルとして中国やアジアのショーファードリブンMPV需要に応えるため導入。7人乗り仕様だけでなく、3列目シートをなくし広い空間を贅沢に使った4人乗り仕様を設定したことで、新たな高級ミニバンの姿を提案した。現行モデルには2022年にモデルチェンジされている。

 

今回日本発売となった新型は、すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることをめざし全面刷新。軽量・高剛性の新GA-Kプラットフォームを採用し走行性能を強化し、静粛性の向上を実現。パワートレインは2.4リットルの直列4気筒ターボハイブリッドエンジン(最高出力371ps)を搭載するAWD(全輪駆動)となる。

 

ボディサイズは全長5125×全幅1890×全高1955(19インチタイヤ装着車)、ホイールベースは3000mm。アルファードと比べると全長で130mm、全幅で40mm、全高で20mm、それぞれ大きいサイズとなる。「スピンドルボディ」コンセプトを採用したフロントマスクは、グリルとボディがシームレスにデザインされた新しいレクサスのデザインで、空力性能にも貢献する。

 

インテリアは、室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現し、リビングのようにくつろげる世界観を追求した。4人乗り仕様は、前席と後席の間にパーティションを設置。上部には昇降式スモークガラスを備えプライバシーと開放感を両立させている。さらに48インチの大型ワイドディスプレイも用意。オンラインによるビジネスミーティングやエンターテイメントなど多様なシーンに合わせた使い方が可能だ。ディスプレイ下部には冷蔵庫や収納スペースを設けた。

 

…レクサスでは初のワンボックスとなるLM。ショーファードリブンMPVとして主に法人役員の移動向け需要を狙っているそうで、アルファードの先代モデルに設定された「ロイヤルラウンジ」の更に上を行くモデルとなっている。価格も2000万円とセダンの『LS』やSUVの『LX』(いずれもトップグレード)より高価に設定されていて、まさに「陸上のファーストクラス」と言っても過言ではなさそうだ。

「あの車、どう?」~第346回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの軽ハイトワゴン・新型N-BOXを紹介したい。

 

response.jp

6年ぶりのモデルチェンジで第3世代となる今度の新型は、自分や家族のため、友人のためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指して開発した。

 

N-BOX新型は上質さが感じられるデザインに磨き上げるとともに、広い室内空間はそのままに、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転がしやすく、居心地の良い空間を実現した。また、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダ軽自動車として初採用。さらに安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備し、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を新たに追加した。

 

N-BOX新型は、先代モデルの特長である、軽乗用車最大級の室内空間や高いアイポイントはそのままに、見通しがよく運転しやすい視界を実現した。ダッシュボード上にあったメーター類は、初代同様、ステアリングホイールの内側で視認するインホイールメーターに配置を変更。ダッシュボードをフラット化することで開放的な視界を確保し、運転者が車幅や車両の動きを把握しやすくした。

 

ウインドウガラスは水平基調で連続させ、姿勢や視線の乱れを少なくするなど、乗り物酔いをしづらくする工夫を織り込んだ。また、左側フロントピラーの内側に設置していたサイドアンダーミラーをドアミラーに移設。フロントピラーをすっきりさせて左前方の視界を向上させ、同時に後退駐車時の安心感も向上させた。

 

N-BOXはシンプルな造形美を基本に、身の回りにある家電製品にも共通する丸穴デザインを採用することで身近さを表現。暮らしに寄り添うイメージを目指したフロントグリルや、ヒトの瞳を思わせるフルLEDヘッドライトを使用し、シンプルと親しみやすさを表現した。インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーを採用。ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーなどと合わせることで、自宅のリビングのような室内空間に仕上げた。また、日々の生活を心地よく彩る「ファッションスタイル」を新たに設定。オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディ同色のフルホイールキャップを採用し、より個性を求める顧客ニーズに応える。

N-BOXカスタムは誇りと満足を感じてもらうデザインを目指した。立体感のある緻密な造形のフロントグリルや、フロント全幅いっぱいに広がる横一文字ライト、ホンダ初となるダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトを採用。また、クリアレンズのフルLEDリアコンビネーションランプや、ロー&ワイドな見え方と空力性能を考慮した専用のエアロデザインにより、品格のある佇まいと性能の高さを表現している。インテリアは、ブラックを基調とするとともに、高級感のある大理石の質感を再現したインパネトレーを採用するなど、上質で精悍な室内空間に仕上げている。また、圧倒的な存在感を表現した「コーディネートスタイル」を設定。ダーククロームメッキ加飾のフロントグリルやリアライセンスガーニッシュ、専用15インチブラックアルミホイールなどを採用。ボディカラーはモノトーンに加え、ルーフカラーをブラックにした2トーンを選択できる。

 

快適装備では、あらかじめ施錠操作をすることで、パワースライドドアの全閉後に自動で施錠できるパワースライドドア予約ロック機能を新たに採用。ドアが閉まるまで車両近くで待つ必要がなく、雨天時などの使い勝手を向上させた。また、スライドドア開口の一部に小さな子どもや高齢者が握りやすいグリップ形状のくぼみを設けることで、乗り降りをより容易にした。

 

N-BOX新型は収納力も向上。前席には先代モデルの2倍以上となる大型のグローブボックスを装備。後席にはドリンクに加え、ボックスティッシュなども収納可能な大型のサイドポケットを配置するなど、乗るすべての人が使いやすい収納を採用した。

 

また、わかりやすく情報を整理した7インチマルチインフォメーション・ディスプレーを搭載。ホンダセンシングの作動状態などを「シンプルモード」で大きく表示できるほか、100種類の背景がランダム選択されるカレンダー表示や誕生日などを祝う記念日表示など、遊び心のある機能も備えている。

 

先代モデル同等の重量で高い剛性と剛性バランスを実現、N-BOXならではの操縦安定性と乗り心地で安心感のある走りを支える。また、高速クルーズ時も前席と後席でストレスなく会話ができ、快適なドライブができるように遮音フィルムや吸音シートを追加し、静粛性もさらに高めた。

 

パワートレーンは、力強い走りと優れた燃費性能を両立した先代モデルから継承する。吸気バルブの制御にVTECを採用した自然吸気エンジンと、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボエンジンの2種類を設定。それぞれ細部まで制御を見直すことで上質で扱いやすい特性を実現した。

 

CVTは変速特性の最適化やフリクションの低減、そして高速走行時のエンジン回転数を低く抑える設定などにより、これまで以上に雑味のない上質な走りと低燃費を実現。またアイドリングストップ領域の拡大により、前向き駐車時に、停止(DまたはNレンジ)から駐車(Pレンジ)にシフトチェンジした場合、エンジンはかからず静かに駐車できる。

 

新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダの軽自動車に初めて採用。対応するナビをディーラーオプションで用意した。より安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」を利用できる。また、スマートフォンでドアロック解除などができる「ホンダデジタルキー」に、パワースライドドアの操作を新たに追加した。

 

安全運転支援システム「ホンダ センシング」は全タイプに標準装備。新型ではフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、安心・安全を追求した。近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を追加するとともに、高速クルーズ時はよりスムーズな加速減と操舵で運転をアシストするなど、市街地から高速までさまざまなシーンでドライバーの運転をサポートする。

 

…平成29年以来6年ぶりのモデルチェンジが図られた新型N-BOX。今度の新型も基本的なスタイリングは初代モデルからの正常進化を通しているけど、見通しが良く運転のしやすい視界の確保や、使い勝手の向上など軽ナンバーワンのトップセラーを誇る中身の進化は怠っていない。

 

今月開催される「ジャパンモビリティショー2023」では、競合車種の一つであるスペーシアの次期モデルも出品されることから、新型N-BOXが次期スペーシアをどう迎え撃つかが注目が集まるところだろう。また、今後のバリエーション展開によってはタント・ファンクロスやスペーシアギア、デリカミニに対抗するクロスオーバーグレードの追加投入の可能性もあるかにも期待が持てるのではないか。

いつの間にか10年…

通勤時に乗っているスーパーカブ50の導入から、今日でちょうど10年を迎えた。

 

導入時の日記

masaomi-shima.hatenablog.com

 

…この10年の間にはキャブレターのオーバーフローやエキマニのスタッドボルトの脱落、リヤタイヤの相次ぐパンクにガス欠、更には単独転倒事故など色々とトラブルにも見舞われたけど、定期的なエンジンオイルやスパークプラグの交換などのメンテナンスもある程度は自分で出来るようにはなった。

導入時は1.9万km弱だった走行距離も、ここ数年の燃料費の高騰からカブの出番が増えたこともあって3.5万kmを超えるまで進んだ。…丈夫でシンプルなカブの造りに助けられてばかりだけど、この先も無事に乗り続けられるようできる限りは愛着を持って接したい。

後任ブランドアンバサダーの人選は…?

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、様々な大手企業が同社の所属タレントを起用したCMの中止・契約の終了を表明する中、木村拓哉さんをCMに起用している日産自動車も、当面の間は新たに起用しないとする声明を発表した。

 

www.asahi.com

日産は'20年より木村さんをブランドアンバサダーとして企業CMやエクストレイルなど車種のCMに起用しているけど、競合メーカーと同様に車の輸出や現地工場での生産などを通して海外で広く事業を展開しているだけに、一連の問題を巡って木村さんのCM起用が海外市場でのリスクとなる可能性も考えられるという見方もあったのかもしれない。

現在放送しているCMについては、木村さんとの契約が満了した時点で改めて判断するそうだけど、ブランドアンバサダーの交代となると木村さんの後任にはどんな人が就くのかも気になるところではあったりする。

僕なりに「次のブランドアンバサダーはこの人に…」という著名人を挙げてみると、30年以上所有しているFPY31型シーマのフルレストアでの繋がりを持つ伊藤かずえさんや日産提供のTVドラマ「相棒」での繋がりから寺脇康文さんの起用を希望したいところだけど、やはり自動車メーカーというからには車をメインとした上で、ブランドアンバサダーにはその魅力を巧く引き立てられる人を起用して欲しいと思っている。

「あの車、どう?」~第345回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの最上級ショーファーカー・センチュリーに新たに追加されるSUVモデルを紹介したい。

 

response.jp

 

新モデルはセンチュリーとしてこれからの時代も期待に応え続ける、新しいショーファーカーを目指し、「The Chauffeur」をコンセプトに開発。センチュリーならではの「継承と進化」を考え抜き、品格と快適性、機能性を兼ね備える。ボディサイズは全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm。セダンと比較し、全長は130mm短くなった一方、全幅は60mm、全高は300mm拡大し、SUVライクなシルエットとなっている。

 

ボディデザインはリヤに重心のあるショーファーカーならではのプロポーションと、よどみなく大らかなドア平面を几帳面でくくった織機の「杼(ひ)」をモチーフとした造形を組み合わせ、時代に左右されないセンチュリー独自の世界観を表現した。また、職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰エンブレム」や、塗装面を徹底的に磨き上げボディに圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」など、ものづくりを極めた“匠”の手により、日本の美意識を随所にちりばめた、品格のある佇まいとした。

 

室内空間は「人中心」の思想で設計し、快適な移動時間を実現。フルリクライニング可能なリヤシートはリフレッシュ機能など、後席乗客が心からくつろげる機能を備えた。また、長年楽器づくりに携わってきた匠の研ぎ澄まされた音の感性、卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させる心地よいリスニング空間を実現する。

 

最大75°まで開くリヤドアと掃き出しフロアにより優れた乗降性を実現。乗降時に便利なオート電動格納式ステップやセンターピラーに取り付けられた握りやすい大型アシストグリップで、後席の乗降所作をサポートする。コックピットはプロドライバーをサポートする機能と装備を集約し、使い勝手を高めている。

 

パワートレインは新開発のV6 3.5リットルプラグインハイブリッドシステムを搭載する。日常はBEV、長距離の移動やいざという時にはHEVとして活躍。モーターとエンジンによる力強く爽快な加速性能を備え、ショーファーカーとしてはもちろんのこと、時にはドライバーズカーとして、自身でもドライブを楽しめる走行性能を確保した。

 

また、四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」を設定。低速域では取り回しの良さ、中高速域ではシームレスかつ自然なハンドリングを実現する。さらにドライバーの運転操作をサポートし、後席乗客の快適な移動を実現する「REAR COMFORT」モードを初設定。後席乗客が気づかないくらいスムーズな車線変更を実現するほか、停車時の揺り戻しを抑えるブレーキ制御を支援する。

 

TNGAプラットフォームはフロント各部の構造強化に加え、リヤサスペンション取り付け部に「ラゲージルームセパレーター骨格」を結合することで、ボディねじり剛性や乗り心地を大幅に向上。ラゲージルームセパレーターの室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を採用し、ショーファーカーにふさわしい、荷室とは切り離されたプライベート空間と圧倒的な静粛性を実現する。

 

…日本の政財界をはじめとするVIP御用達のショーファーカーとして長年君臨するセンチュリー、そのセンチュリーにもSUVスタイルのモデルが加わるのは、時代の変化に伴ってショーファーカーの世界においてもSUVやワンボックスの普及など旧来のセダンに留まらない多様化が進んでいることも関係があるのだろうけど、日本の名だたるVIPにどこまで受け入れられるかが鍵となりそう。