正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第346回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの軽ハイトワゴン・新型N-BOXを紹介したい。

 

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6年ぶりのモデルチェンジで第3世代となる今度の新型は、自分や家族のため、友人のためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指して開発した。

 

N-BOX新型は上質さが感じられるデザインに磨き上げるとともに、広い室内空間はそのままに、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転がしやすく、居心地の良い空間を実現した。また、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダ軽自動車として初採用。さらに安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備し、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を新たに追加した。

 

N-BOX新型は、先代モデルの特長である、軽乗用車最大級の室内空間や高いアイポイントはそのままに、見通しがよく運転しやすい視界を実現した。ダッシュボード上にあったメーター類は、初代同様、ステアリングホイールの内側で視認するインホイールメーターに配置を変更。ダッシュボードをフラット化することで開放的な視界を確保し、運転者が車幅や車両の動きを把握しやすくした。

 

ウインドウガラスは水平基調で連続させ、姿勢や視線の乱れを少なくするなど、乗り物酔いをしづらくする工夫を織り込んだ。また、左側フロントピラーの内側に設置していたサイドアンダーミラーをドアミラーに移設。フロントピラーをすっきりさせて左前方の視界を向上させ、同時に後退駐車時の安心感も向上させた。

 

N-BOXはシンプルな造形美を基本に、身の回りにある家電製品にも共通する丸穴デザインを採用することで身近さを表現。暮らしに寄り添うイメージを目指したフロントグリルや、ヒトの瞳を思わせるフルLEDヘッドライトを使用し、シンプルと親しみやすさを表現した。インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーを採用。ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーなどと合わせることで、自宅のリビングのような室内空間に仕上げた。また、日々の生活を心地よく彩る「ファッションスタイル」を新たに設定。オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディ同色のフルホイールキャップを採用し、より個性を求める顧客ニーズに応える。

N-BOXカスタムは誇りと満足を感じてもらうデザインを目指した。立体感のある緻密な造形のフロントグリルや、フロント全幅いっぱいに広がる横一文字ライト、ホンダ初となるダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトを採用。また、クリアレンズのフルLEDリアコンビネーションランプや、ロー&ワイドな見え方と空力性能を考慮した専用のエアロデザインにより、品格のある佇まいと性能の高さを表現している。インテリアは、ブラックを基調とするとともに、高級感のある大理石の質感を再現したインパネトレーを採用するなど、上質で精悍な室内空間に仕上げている。また、圧倒的な存在感を表現した「コーディネートスタイル」を設定。ダーククロームメッキ加飾のフロントグリルやリアライセンスガーニッシュ、専用15インチブラックアルミホイールなどを採用。ボディカラーはモノトーンに加え、ルーフカラーをブラックにした2トーンを選択できる。

 

快適装備では、あらかじめ施錠操作をすることで、パワースライドドアの全閉後に自動で施錠できるパワースライドドア予約ロック機能を新たに採用。ドアが閉まるまで車両近くで待つ必要がなく、雨天時などの使い勝手を向上させた。また、スライドドア開口の一部に小さな子どもや高齢者が握りやすいグリップ形状のくぼみを設けることで、乗り降りをより容易にした。

 

N-BOX新型は収納力も向上。前席には先代モデルの2倍以上となる大型のグローブボックスを装備。後席にはドリンクに加え、ボックスティッシュなども収納可能な大型のサイドポケットを配置するなど、乗るすべての人が使いやすい収納を採用した。

 

また、わかりやすく情報を整理した7インチマルチインフォメーション・ディスプレーを搭載。ホンダセンシングの作動状態などを「シンプルモード」で大きく表示できるほか、100種類の背景がランダム選択されるカレンダー表示や誕生日などを祝う記念日表示など、遊び心のある機能も備えている。

 

先代モデル同等の重量で高い剛性と剛性バランスを実現、N-BOXならではの操縦安定性と乗り心地で安心感のある走りを支える。また、高速クルーズ時も前席と後席でストレスなく会話ができ、快適なドライブができるように遮音フィルムや吸音シートを追加し、静粛性もさらに高めた。

 

パワートレーンは、力強い走りと優れた燃費性能を両立した先代モデルから継承する。吸気バルブの制御にVTECを採用した自然吸気エンジンと、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボエンジンの2種類を設定。それぞれ細部まで制御を見直すことで上質で扱いやすい特性を実現した。

 

CVTは変速特性の最適化やフリクションの低減、そして高速走行時のエンジン回転数を低く抑える設定などにより、これまで以上に雑味のない上質な走りと低燃費を実現。またアイドリングストップ領域の拡大により、前向き駐車時に、停止(DまたはNレンジ)から駐車(Pレンジ)にシフトチェンジした場合、エンジンはかからず静かに駐車できる。

 

新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダの軽自動車に初めて採用。対応するナビをディーラーオプションで用意した。より安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」を利用できる。また、スマートフォンでドアロック解除などができる「ホンダデジタルキー」に、パワースライドドアの操作を新たに追加した。

 

安全運転支援システム「ホンダ センシング」は全タイプに標準装備。新型ではフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、安心・安全を追求した。近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を追加するとともに、高速クルーズ時はよりスムーズな加速減と操舵で運転をアシストするなど、市街地から高速までさまざまなシーンでドライバーの運転をサポートする。

 

…平成29年以来6年ぶりのモデルチェンジが図られた新型N-BOX。今度の新型も基本的なスタイリングは初代モデルからの正常進化を通しているけど、見通しが良く運転のしやすい視界の確保や、使い勝手の向上など軽ナンバーワンのトップセラーを誇る中身の進化は怠っていない。

 

今月開催される「ジャパンモビリティショー2023」では、競合車種の一つであるスペーシアの次期モデルも出品されることから、新型N-BOXが次期スペーシアをどう迎え撃つかが注目が集まるところだろう。また、今後のバリエーション展開によってはタント・ファンクロスやスペーシアギア、デリカミニに対抗するクロスオーバーグレードの追加投入の可能性もあるかにも期待が持てるのではないか。