正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第345回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの最上級ショーファーカー・センチュリーに新たに追加されるSUVモデルを紹介したい。

 

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新モデルはセンチュリーとしてこれからの時代も期待に応え続ける、新しいショーファーカーを目指し、「The Chauffeur」をコンセプトに開発。センチュリーならではの「継承と進化」を考え抜き、品格と快適性、機能性を兼ね備える。ボディサイズは全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm。セダンと比較し、全長は130mm短くなった一方、全幅は60mm、全高は300mm拡大し、SUVライクなシルエットとなっている。

 

ボディデザインはリヤに重心のあるショーファーカーならではのプロポーションと、よどみなく大らかなドア平面を几帳面でくくった織機の「杼(ひ)」をモチーフとした造形を組み合わせ、時代に左右されないセンチュリー独自の世界観を表現した。また、職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰エンブレム」や、塗装面を徹底的に磨き上げボディに圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」など、ものづくりを極めた“匠”の手により、日本の美意識を随所にちりばめた、品格のある佇まいとした。

 

室内空間は「人中心」の思想で設計し、快適な移動時間を実現。フルリクライニング可能なリヤシートはリフレッシュ機能など、後席乗客が心からくつろげる機能を備えた。また、長年楽器づくりに携わってきた匠の研ぎ澄まされた音の感性、卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させる心地よいリスニング空間を実現する。

 

最大75°まで開くリヤドアと掃き出しフロアにより優れた乗降性を実現。乗降時に便利なオート電動格納式ステップやセンターピラーに取り付けられた握りやすい大型アシストグリップで、後席の乗降所作をサポートする。コックピットはプロドライバーをサポートする機能と装備を集約し、使い勝手を高めている。

 

パワートレインは新開発のV6 3.5リットルプラグインハイブリッドシステムを搭載する。日常はBEV、長距離の移動やいざという時にはHEVとして活躍。モーターとエンジンによる力強く爽快な加速性能を備え、ショーファーカーとしてはもちろんのこと、時にはドライバーズカーとして、自身でもドライブを楽しめる走行性能を確保した。

 

また、四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」を設定。低速域では取り回しの良さ、中高速域ではシームレスかつ自然なハンドリングを実現する。さらにドライバーの運転操作をサポートし、後席乗客の快適な移動を実現する「REAR COMFORT」モードを初設定。後席乗客が気づかないくらいスムーズな車線変更を実現するほか、停車時の揺り戻しを抑えるブレーキ制御を支援する。

 

TNGAプラットフォームはフロント各部の構造強化に加え、リヤサスペンション取り付け部に「ラゲージルームセパレーター骨格」を結合することで、ボディねじり剛性や乗り心地を大幅に向上。ラゲージルームセパレーターの室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を採用し、ショーファーカーにふさわしい、荷室とは切り離されたプライベート空間と圧倒的な静粛性を実現する。

 

…日本の政財界をはじめとするVIP御用達のショーファーカーとして長年君臨するセンチュリー、そのセンチュリーにもSUVスタイルのモデルが加わるのは、時代の変化に伴ってショーファーカーの世界においてもSUVやワンボックスの普及など旧来のセダンに留まらない多様化が進んでいることも関係があるのだろうけど、日本の名だたるVIPにどこまで受け入れられるかが鍵となりそう。