正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第349回~

今回のニューモデル紹介日記は、まずはレクサスの小型クロスオーバーSUVLBXを紹介したい。

 

response.jp

現行ラインナップでは最小モデルとなるLBXは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mmのコンパクトSUVで、『本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ』を目指した。

 

基本骨格にはコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)にレクサス専用開発を施し、初採用。軽量かつ高剛性、低重心なボディをベースに慣性諸元の最適化を追求した。ドライバーの着座位置を下げることで重心高と全高を下げつつも十分な室内空間を確保。トレッドを拡大することで、ワイド&ロースタンスを実現した。また、クルマとの一体感を醸成するドライビングポジションや慣性諸元向上のためにパッケージにこだわった。同時に、フロントサスペンションのジオメトリ刷新、ボディ剛性の向上、運転に不要な雑味を抑制した静粛性など、基本素性を徹底的に鍛え上げた。

 

パワートレインは高効率な1.5リットル直列3気筒エンジンと、優れたモーター出力でありながら軽量でコンパクトなトランスアクスル、高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載した新開発のハイブリッドシステム。アクセル操作に対する電池とモーターによるアシストを大幅に強化し、優れたレスポンスと加速感を実現する。さらに、加速中のエンジン回転数と車速、エンジン音を連動させることで伸びのあるリニアな走りを演出。ハイブリッドシステム全体を緻密に制御することで、優れた燃費性能も実現している。

 

デザインでは、コンセプトを「Premium Casual」とし、コンパクトなボディサイズにとらわれない存在感と上質さを併せ持ち、高い審美眼をもった顧客が日常でカジュアルに使いたくなるコンパクトクロスオーバーを目指した。エクステリアは、コンパクトなボディサイズにとらわれないタイヤコンシャスでダイナミックなプロポーションとした。また、レクサスの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用。外向きのL字シグネチャーに進化したヘッドライトが毅然とした表情を強調。リアデザインでは一文字ランプをボディサイドまで回り込ませることで、よりワイドで低重心なシルエットを強調している。

 

インテリアでは、プレミアムに相応しいしつらえに徹底的にこだわり、気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間を目指した。コクピットはヘッドアップディスプレイからメーターに向かう前後方向につながる情報系部品配置と、メーターからタッチディスプレイへつながる部品構成 により、スムーズな視線移動を実現。また、ステアリング周辺に配置された走行系部品により、スムーズな操作も可能にしている。

 

グレード体系は、バリエーションの広がりを表現した「5つの世界観」から、シンプルで洗練されたモダンな空間を演出する「クール」、落ち着きと華やかさを両立する「リラックス」を導入。さらに、唯一無二の1台を選べるオーダーメイドシステム「LBXビスポークビルド」を用意した。

 

また、24年1月に開催される東京オートサロン2024では、新型LBXの新しい世界観の1つとして、運転を楽しみ、非日常の高揚感を味わえるパワートレーンを強化したパフォーマンスモデルを出展する予定だ。

 

…レクサスの歴代ラインナップでは、'11年~'22年に生産されたCTより小型な最小モデルとなるLBXは、プラットフォームもヤリスやアクア、シエンタと同じGA-Bをベースとしながら、レクサスに見合う質感の高い走行性能・快適性を備えているようだ。

 

このクラス*1で上級志向な車種となるとノートオーラが代表的だけど、更に上を目指したLBXが460万円からの価格設定に見合う中身があるかは、来月中旬の発売までのお楽しみとなりそう。

 

続いて紹介するのは、スズキの軽ハイトワゴン・新型スペーシアを紹介したい。

 

response.jp

 

'17年以来6年ぶりのモデルチェンジとなった今度の新型は「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトに、デザインや快適で居心地のよい室内空間、安全機能など、スペーシア本来の魅力をより進化させた。

また、燃焼効率を高めたR06D型エンジン(NA車)と、軽量で高効率な新CVT、マイルドハイブリッドの組み合わせにより、軽スーパーハイトワゴンクラストップの低燃費25.1km/リットル(WLTCモード・ハイブリッドG 2WD)を実現した。
 

エクステリアのデザインモチーフは従来型の「スーツケース」から変更。「もっと自由に」「もっと使いやすく」という想いから、頑丈で大容量のコンテナをモチーフとした。コンテナのプレス面を連想させるボディサイドのビード形状や、工業製品に用いられる角を面取りしたような造形を取り入れたデザインを採用。Dピラーとボディを同色とすることで、コンテナのような大きさと丈夫さを表現した。また、2トーンルーフ仕様車はDピラーのルーフとボディカラーを繋ぐ部分にシルバーのアクセントカラーを施し、遊び心を演出した。

 

スペーシアはボディを上下に分割する力強いキャラクターラインにより、頑丈で立体的な造形とした。親しみやすく優しい印象のLEDヘッドランプを採用。ボディカラーは春に咲く花のような柔らかみのある「ミモザイエローパールメタリック」と、使い込んだ革製品のような深みのある「トーニーブラウンメタリック」を新色として設定した。また、2トーンルーフ仕様車のルーフ色には「ソフトベージュ」を採用。モノトーン8色、ソフトベージュ2トーンルーフ4色の全12パターンを設定した。また、エンブレムはタグプレートをモチーフにしたデザインに一新。文字部分がくり抜かれていることで、車体色によって表情が変化する。

 

スペーシアカスタムはメッキと艶のあるブラックを組み合わせた大型のフロントグリルやメッキフロントバンパーガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなどにより、上質感と存在感を表現した。また、内部をブラック化した薄型フルLEDヘッドランプとLEDフロントシーケンシャルターンランプ、クリスタル感のある肉厚インナーレンズのリヤコンビネーションランプを採用し、華やかな印象を演出。上位グレードの「ハイブリッドXS「ハイブリッドXSターボ」にはスタイリッシュなデザインの15インチ切削アルミホイールを採用した。車体色は「ピュアホワイトパール」や「インディゴブルーメタリック2」をはじめとした上質感のあるカラーを採用し、モノトーン7色、ブラック2トーンルーフ4色の全11パターンを設定。エンブレムは文字部分にボルドーカラーを使用し、華やかで上質感のあるデザインとした。

 

インテリアはインパネや前席ドアのアッパー部分を立体的な造形とすることで、充実感や広さを演出。カップホルダーやインパネボックス、前席ドアトリムにビード形状を施すことで、エクステリア同様頑丈で大容量のコンテナを表現した。

 

スペーシアはブラウンを基調としたインテリアに、サイドルーバーガーニッシュやドアアッパー部分にマットな質感のカフェラテ色を配色し、居心地のよい室内空間を演出。アウトドア家具のような心地よい雰囲気を持たせた、グレー基調のカラーメランジシート表皮を採用した。

 

スペーシアカスタムはブラックを基調としながら、セミマットな質感のボルドーと光沢のあるピアノブラックの加飾が生み出すコントラストにより、上質で落ち着いた雰囲気を演出。シート表皮はスエード調起毛で仕上げ、見る角度によってブラックの中にボルドーが煌めく華やかなデザインとした。さらにハイブリッドXS/ハイブリッドXSターボは、シートサイド部を艶のあるパイピングを施したレザー調とすることで、より上質感を高めた。

 

スペーシア/スペーシアカスタム新型はプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、広い室内空間を実現。後席格納時の床面もフラットになり荷室高が拡大したことで、自転車などの大きな荷物がより積み込みやすくなった。また、乗り降りのしやすいリヤステップ地上高(345mm)やスライドドア開口幅(600mm)、開口高(1250mm)に加え、持ち手部分を拡大した乗降グリップにより後席の乗降性を高めた。

 

リヤシートにはマルチユースフラップをスズキで初採用した。フラップの位置や角度を調整することで、3モードの選択が可能。くつろぎ感を得られる「オットマンモード」、走行中の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、荷物の落下を予防する「荷物ストッパーモード」で、快適な後席空間を演出する。また、左右独立した後席センターアームレストを採用。マルチユースフラップと併せて使うことで、後席の快適性をさらに高めるとともに、座面に置いた荷物の横ずれ防止にも役立つ。

 

このほか、スマートフォンタブレットを立てかけることのできるストッパー、幼児用マグや500mLの紙パックにも対応したドリンクホルダー、テーブル格納時でも使用可能なショッピングフックを備えたパーソナルテーブル、静粛性を高めたスリムサーキュレーターを装備。USB電源ソケット(タイプA/タイプC)は後席右側にも採用した。さらにビッグオープントレー(助手席)やオープントレー(運転席)、フロントドアアッパーポケット(両側)、シートバックアッパーポケット(運転席、助手席)など、多彩な収納スペースを用意する。

 

先進安全装備では、スズキ初採用となる衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応する。

 

衝突の可能性があると判断した場合に、衝突被害軽減ブレーキによる衝突の回避または被害軽減を図る「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」、発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]、標識認識機能は全車標準装備。カーブ手前で自動で速度を抑制するカーブ速度抑制機能、車線変更時の加減速補助機能や接近警報機能などを搭載したアダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]、車線維持支援機能をスペーシアカスタムなどに標準装備した。

 

また、フロントピラーを細径化することで前方視界が広がり、交差点右左折時の横断歩行者や交通状況がより把握しやすくなった。

 

スペーシア/スペーシアカスタム新型はパーキングブレーキの作動、解除の操作を指先で確実に行うことができる電動パーキングブレーキをスズキ軽自動車で初採用。さらにブレーキホールドを採用し、機能をONにした状態で停車時にブレーキペダルを踏み込めば、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持する。

 

新開発のステアリングホイールは、左側にマルチインフォメーションディスプレイ操作用の十字スイッチを搭載。ステアリングホイールから手を離さずにディスプレイ内の表示コンテンツの切り替えなど各種操作ができる。また、冬の寒い日にも快適な運転をサポートするステアリングヒーターをスズキ軽自動車で初採用した。

 

スピードメーターをデジタル化するとともに、マルチインフォメーションディスプレイには4.2インチカラーTFT液晶を採用し、視認性を高めた。また、ドライブレコーダー連動、HDMI入力対応、スズキコネクト連携機能を新たに搭載したスマートフォン連携メモリーナビゲーションをメーカーオプションとして設定した。

 

スズキコネクトは緊急通報やトラブルサポート、各種アプリサービスに加え、あらかじめ登録した家族などと、スズキコネクトの機能をシェアできる機能を新たに追加。また、メモリーナビゲーションとの連携により、警告灯の点灯や無償修理などの通知をナビ画面に表示したり、スズキトラブルサポートへの発信やコネクテッドサービスの一時停止/停止解除がナビ画面上で操作可能となった。

 

…6年ぶりのモデルチェンジで第3世代へと進化した新型スペーシア。最大の競合車種となるN-BOXのモデルチェンジからわずか1月で新型へのモデルチェンジを図る辺りからも、スズキの新型スペーシアへの意気込みが伺い知れる。

 

先代モデルではクロスオーバー仕立ての外装を纏ったスペーシアギアや、4ナンバーの商用バン登録となるスペーシアベースといった派生モデルも用意されたけど、今後の展開次第では新型にも改めて投入される可能性も考えられるのではないかと思う。

*1:1.5リッター以下の小型車