正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第344回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの上級中型オフロード4WD・新型ランドクルーザー250を紹介したい。

 

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現在「ランドクルーザープラド」の車名で発売されている150系の後継モデルとしても位置付けられる250系は、300シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に高めた。また、従来型以上にランクルにふさわしい力強い走りや環境性能を実現した多様なパワートレーンを採用。機能性を追求したパッケージと、伝統とモダンを融合した内外装デザインを取り入れランクルらしさを追求するとともに、新世代のランクルとしてオフロード・オンロードを問わず操縦のしやすさと快適性を向上、かつクラストップレベルの先進安全性能も目指した。

 

パワートレーンは仕向け地に合わせた5種類が用意され、ランクル初のハイブリッドシステムとなる2.4リットルガソリンターボ(北米・中国)は最高出力330ps/最大トルク630Nmを発生。オフロードはもとより、発進から登坂・トーイング時まで全域でワンランク上の加速性能と環境性能を両立する。量販型ガソリンパワートレーンの2.4リットルターボ(中近東・東欧・その他)は最高出力281ps/最大トルク430Nmを発生。新開発のTNGAパワートレーンにより、のびやかで力強い走り・静粛性・環境性能を実現する。

 

上級版ディーゼルパワートレーンの2.8リットルターボ48Vマイルドハイブリッド(豪州、西欧)は市街地や渋滞時の実用燃費を向上。上質で静かなエンジン始動と、スムーズな走り出しも実現する。量販型ディーゼルパワートレーンの2.8リットルターボ(西欧・東欧・日本・中近東・その他)は、力強い走りに加え、オフロード/オンロードでの扱いやすさを向上。このほか、日常域での扱いやすさを改善した廉価ベーシックパワートレーンの2.7リットルガソリンエンジン(東欧・日本・その他)を用意する。

 

250系では伝統とモダンを統合しながら、Reliable(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)、Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)、Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)をキーワードに外装・内装をデザイン。エクステリアは水平基調のデザインによって再現されたランクルらしいシルエットとし、インテリアは高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーらしい機能性を感じさせるデザインへとシフト。強さと安定感のある空間、水平基調のインストルメントパネルや、様々な環境で運転する時でも迷わず操作がしやすいスイッチ形状を採用するなど、悪路走行時も含めた機能性向上に貢献している。

 

また、安全なオフ/オンロード走行に貢献するため、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって、見通しのいい良好な前方視界を確保。悪路でも路面を見下ろしやすいように、ベルトラインも低く設計した。また、ランクル伝統のホイールベース数値とし、悪路走破性を圧倒的に向上させる一方、ミラー全幅は従来型以下とし、取り回し性を確保している。さらに壊れにくく、仮に壊れても修理しやすい設計を各所に取り入れつつ、より個性的にランクルを楽しめるカスタマイズへの対応にも配慮している。

 

続いて国内向けには10年ぶりの復活となる70系も合わせて紹介したい。

 

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1984年に発売された70系は、本格派4WDの優れた悪路走破性で人気を集めた。2004年7月に日本国内での販売は終了となったが、ファンの要望に応える形で2014年8月、70系誕生30周年記念モデルとして期間限定で復活。今回、レギュラーモデルとしての日本再導入が発表となった。これにより日本で再びランドクルーザーの全3シリーズが揃うことになる。

 

国内復活となるランドクルーザー70は、従来モデルの特性を継承しながら、時代に合わせて進化。ガソリンエンジンから高い信頼性を誇る1GDディーゼル2.8リットルターボエンジンへパワートレーンを一新した。最高出力は204ps、最大トルクは500Nmを発生。高トルク・高出力を兼ね備えたディーゼルエンジンならではのタフなオフロード性能を確保しながら、低騒音・静粛性への配慮、また燃費性能の向上にも取り組んでいる。

 

また、耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームを継続して採用するなど、優れたオフロード走破性を維持しながら、さらにオンロードでの乗り心地も高めている。

 

…中間モデルの新型となる250系へのモデルチェンジと70系の復活により、トップモデルの300系と合わせて再び「3本柱」体制となったランドクルーザー。中でも70系の10年ぶりとなる…しかもレギュラーモデルとしての国内発売の復活を、心待ちにしたファンも決して少なくはないはず。

 

今回発表された70系ランドクルーザーのプロトタイプは5ドアバンの中級グレードのようだけど、早ければ今冬とされる正式発売までに他のボディータイプや詳細なグレード体系も発表されるようだけど、マニュアルミッション車や装備を最小限に抑えたベーシックグレードの設定もあったりするかが気になるところだ。